『Take It Easy』アンディー・テイラー vs マニック・ストリート・プリーチャーズ
マニック・ストリート・プリーチャーズ『ジェネレーション・テロリスト(20周年記念デラックス・エディション)』のDVDに入っているドキュメンタリー映画『Culture,Alienation,Boredom and Despair -A Film About ‘Generation Terrorists’』は見応えがあり、おもしろかったです。
「リトル・ベビー・ナッシング」の歌詞をタイトルに引用したこの作品は、マニックス3人のメンバーと当時の関係者へのインタビューを中心に、バンドの成り立ちからアルバム発売までを振り返るというものです。
『Little Baby Nothing』マニックス with トレイシー・ローズ
その中でも俺が興味深かったのは、アルバムのプロデューサーが決まってなくて色んな人が候補に挙がっている中に、元デュラン・デュランのアンディー・テイラーがいたということです。
ただマニックスのメンバーと顔を合わせる時に、アンディー・テイラーが酔っぱらってきていて、その態度なんかも気に食わなかったらしく、その話は流れたそうです。
アンディー・テイラーといえば、当時人気絶頂だったデュラン・デュランを「俺ぁ、もっとかっちょええギター・プレイがしたいんじゃー!」と脱退した男です。
そのアンディー・テイラーのソロ第一弾シングル。
『Take It Easy』Andy Taylor(1986)
元セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズとの共作で、この後、さらに一緒に組んでソロ・アルバム『Thunder(サンダー)』をリリース。元パンク少年(ハード・ロック小僧?)としては嬉しかったでしょうね(^^)。
脱退する少し前、ジョン・テイラーと結成したユニット、「ザ・パワー・ステーション」では、デュラン・デュランで出番がめっきり減っていたうっぷんを晴らすようにギャンギャンギターを弾いてます。ここらが脱退の引き金になったんでしょう。
『Get It On』
The Power Station(1985)
おなじみTレックスのカバー。
この後のアンディー・テイラーの消息は、マニックスのDVDを観るまで全く知りませんでした・・・。
ジョン・テイラーの方は後に、スティーヴ・ジョーンズやダフ・マッケイガン(元ガンズ・アンド・ローゼズ)らと、「ニューロティック・アウトサイダーズ」を結成します。
こうしてみると、ピストルズやガンズに憧れていたマニックスとデュラン・デュランていうのは、直接的な関係はないけど、まあちょっとしたつながりみたいなものはあるんじゃないかと思います(笑)。
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