アクロン/ファミリー

『夏は去りゆく』ドアーズ vs アクロン/ファミリー

以前、コハゲさんに頂いた「アクロン/ファミリー」のアルバム(CD-Rに焼いたやつ)が素晴らしいのでほぼ毎日聴いています。

『S/T Ⅱ: The Cosmic Birth and Journey Of Shinju TNT』
Akron/Family

Vol. 2-the Cosmic Birth & Journey of

『Island』

 
彼らの音楽を聴くのは初めてなんですが、ジャンルレスでミクスチャー感覚に優れたサウンドという印象。俺が素晴らしいなと思ったのは、ポップ・ミュージックの枠にとらわれない自由さが彼らの楽曲にあるからです。アップテンポの曲はもちろんですが、密室的なアプローチのトラックでも、どこか開放的なニュアンスがあり、アルバム全体からは「祝祭的」というキーワードが漂ってます。

『Silly Bears』

爆発的ですさまじいライヴを展開するという彼らですが、この曲はその一端を垣間見ることが出来る、エネルギーに満ちた曲です。

そして俺は、アクロン/ファミリーのこのアルバムを聴いていると、ドアーズのことを思い出します。特別、音や曲調が似ているという訳ではありませんが、「スピリチュアルなサイケデリック・ロック」という点で共通しています。
とくに『太陽を待ちながら』あたりの荒涼としたサウンドが。 

『太陽を待ちながら』The Doors(1968)

太陽を待ちながら

ドアーズのサード。
前2作のような、「暗闇の中」で強烈な畏怖感を感じるようなサウンドから一変し、このアルバムの曲から感じる舞台は「真昼間」。例えば、砂漠みたいなだだっ広い荒野に一本のハイウェイが通っているような、アメリカの田舎によくありそうなそんな町を想起する、渇いたサウンドとでもいいましょうか。これもまた名盤です。

『Summer's Almost Gone(夏は去りゆく)』

9月も半ばだというのに、この辺りは最近ずっと真夏日が続いてます。でももう夏も終わりなんだなあと思うと少し名残惜しい気がします・・・。

『Yes,The River Knows(川は知っている)』
メロディの美しい佳曲。

 
『Love Street』
秋のおとずれを感じさせるような、哀愁ただよう曲。


『My Wild Love』
アルバムの雰囲気を表しているような渇いた感じの曲。

 
『Hello, I Love You』

 
おそらくこのアルバムで1番有名な曲で、ドアーズの中でも、最もキャッチーな曲かも知れません。たんなるポップ・ソングといえなくもないけど、入り口としては最適かもしれません。

俺はドアーズを聴いて「サイケデリック・ロック」というものを知ったので、俺の中ではサイケデリック・ロックとは、「潜在意識に語りかけるような、得体の知れないスピリチュアルな音楽」という感覚がありましたが、実際には、例えば最近だとアニマル・コレクティヴやMGMTなんかのキラキラした感じや、サウンドの表面的な手法のことを指したりするみたいですね。

ドアーズのような音楽を鳴らすバンドは、二度と現れませんでしたが、アクロン/ファミリーもスピリチュアルな音楽を鳴らすという点で、現在では珍しい存在かもしれません。

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