ザ・ブルートーンズ

『A New Athens』ザ・ブルートーンズ

今年に入ってから流行りの音や話題のものをよく聴いていましたが、なんかそういう音に飽きてきたというか、ちょっと疲れたので、「良心」的なものが聴きたくなり、ザ・ブルートーンズとティーンエイジ・ファンクラブの新作(Shadows)を買いました。
でも、車輪さんおススメの、Arcade FireやAvi Buffaloなんかも聴いてますが。

『A New Athens』The Bluetones

A New Athens

ブリット・ポップ期にデビューした(同期のスーパーグラスは今年、とうとう解散)、ザ・ブルートーンズの4年ぶり6枚目のアルバム。
でも、最近の2作は聴いてないので、俺がブルートーンズのアルバムを買って聴くのは、最高傑作の『サイエンス&ネイチャー』(2000)以来なので、実に10年ぶりになります。

しかし10年ぶりに聴いたアルバムですが、繊細なギター・ワーク、水辺の瑞々しさを思わせるメロディー、ポップでメロウな温かみのある楽曲は、ほとんど変わりがないように聴こえます。

ところで、これまでのブルートーンズのアルバムの7曲目っていうのは、全て名曲だというのはファンの間では知られてますが、今作の7曲目はというと、ブルージーで渋い感じの曲で、個人的には「ムムムッ!?」て感じです。

1stから3rdまでの、7曲目です。

『Slight Return』
ストーン・ローゼズに匹敵する曲。

 
『If...』
個人的には、90年代5本の指に入る好きな曲です。

『Autophilia』
じんわりと味わいのある曲。

 
ところで、中年のおっさんが裸で横たわっているという、今作のアルバム・ジャケットには、なんか深い意味がありそうですが・・・。




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稀代の名曲!『If...』ザ・ブルートーンズ

稀代の名曲・・・、あくまで「俺」基準ですが、
歴史的な名曲というほどじゃないにしても、
その時代の俺にとって「大切」な曲です。

前回の『オリンピアン』ジーンと並ぶ名曲。

『If...』ザ・ブルートーンズ

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セカンド・アルバムの『リターン・トゥ・ザ・ラスト・サルーン・チャンス』(1998)収録。
このセカンド、ファーストの繊細な音から、グルーヴィーで極太なサウンドになってます。
ただ「イフ・・・」をはじめ、アルバム後半に好きな曲は数曲あるんだけど、アルバム的にはもうひとつの印象でした。
やっぱりブルー・トーンズの最高傑作はサードなので、「アー・ユー・ブルー~」も「イフ」も聴くことが出来るベスト盤がおすすめです。

この曲には、ちょっとした思い入れがあります。
 
ちょっとノスタルジックな話ですが・・・。
10年くらい前、奇跡的な出会いがありました。
いくつもの偶然が重なった、その出会いは”必然”のものでした。
まるで何世紀もの間、捜し求めていた人と巡り合ったような感覚のする、俺にとって「運命の人」でした。
そういう風に思える人と出会ったのは後にも先にもその人だけです。

ただその人には彼氏がいて、結ばれることはありませんでした。
それでもその人と一緒に過ごした時間や、夜遅くまで電話で話し続けた時間というものは、かけがえのない思い出として、俺の心に刻み込まれています。

自分で編集した(当時はまだ)テープを何本か渡したんだけど、最後に渡した時のものに、この曲を入れていました。

『If...』というタイトルをつけたテープのA面はこんな感じでした。

1.テンダー/ブラー
2.ソネット/ヴァーヴ
3.テリング・ストーリーズ/ザ・シャーラタンズ
4.アクロス・ザ・シー/ウィーザー
5.ドント・ルック・バック/ティーンエイジ・ファンクラブ
 (もしくはザ・ワイルド・ワンズ/スウェード)
6.オリンピアン/ジーン
7.イフ・・・/ブルー・トーンズ


この頃の俺の気持ちにぴったりくるものばかりだけど、
とくに『イフ』の歌詞は、俺の心境そのままでした。

今でも、この曲を聴くと、
「あの時、もし・・・」とかいった事を考えたりすることがあります。

 
 もしも君が
 9月の前に出ていくなら 覚えていて
 僕はまだ 中にいるんだと
 だけど渇いている・・・・・僕は渇いている

 そして君が
 何かを変えようとがんばっている時
 君は特別
 そして僕はがんばって
 そして死ぬだけ・・・・僕は死ぬ

 わかるよね
 君を欲しいと思う以上に
 君を必要と感じてる
 だけど君が欲しい
 いつまでも
 だから僕は、たぶん順番待ちしてるんだ

 僕にできるのは
 こういうばかな歌を君に聴かせることだけ
 僕は自分の時間の半分を
 言葉のリズムをひねり出そうと
 それだけに費やしている
 だんだん若くもなくなっていくけど
 君は気づかないだろうから
 ショーを続けていく

 時には
 吸って、飲んで考えめぐらせば
 奇跡がおきることもある
 君がおちこんでいるとき
 そのしかめ面を
 逆転してしまう・・・・・すっかりと

 そして君
 何かを変えようと
 がんばっている君は
 全然変わりはしない
 がんばってみて
 死ぬだけの僕と・・・・・僕は死ぬ

 そして今
 君の思い描いた夢は忘れ去られ
 許しあって
 それで世界は救われたんだ・・・・・元気出せよ!

 僕にできるのは
 こういうばかな歌を君に聴かせることだけ
 僕は自分の時間の半分を
 言葉のリズムをひねり出そうと
 それだけに費やしている
 だんだん若くもなくなっていくけど
 君は気づかないだろうから
 ショーを続けていく

 それは僕が暗闇の中を歩くせい
 もう二度と顔を見せることはないけど
 ただ僕はあるべき場所に
 姿を現すだけ

 
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『君は鮮烈な青なのか、それとも盲目のまま過ごすのか?』ザ・ブルートーンズ

「17歳のとき、ストーン・ローゼズが僕を精神的な意味で
音楽に目覚めさせたんだ」

「君が主人公なんだ」ということを高らかに宣言したストーン・ローゼズとの出会いについて、こう語るメンバーのマーク・モーリス、
ラーズの鳴らす”妙なる調べ”に魅了されていたその弟スコット、
ザ・スミスに出会いギター・サウンドの虜になっていたアダム、
そんなメンバー達によって結成されたのが、このブルー・トーンズ。

そのブルー・トーンズのデビュー・シングル、
『アー・ユー・ブルー・オア・アー・ユー・ブラインド?』

 

コンパニオン

「憧れる」だけの立場から、「世の中に自分より重要なやつはいないんだ」と、『青の時代』の到来を高らかに宣言した名曲です。
鮮烈なメロディとアッパーなパワー・コードのギター・カッティングによるこの曲は、聴き手を大空へ引き上げるような上昇感覚があり、「君は鮮烈な青なのか、それとも盲目のまま過ごすのか?」という命題を突きつけてきます。

その後、リリースされたファースト・アルバム、
『エクスペクティング・トゥ・フライ』

Bluetones/Expecting To Fly

飛ぶ鳥を落とす勢いだったオアシスの「モーニング・グローリー」を
引きずり降ろし(一週だけ)、全英チャートの1位に輝きました。

「シングル・ヒットに振り回されないようなアルバムを作りたかった。
アルバムはシングル曲をただ集めただけの曲とは違う。
一つの芸術作品なんだ」と語っているように、
”アー・ユー・ブルー・~”は未収録、ポップでキャッチーなメロディは影を潜め、全体で一つの世界を築きあげていくような統一感のある、繊細な作品になっています。

が、意図は分かるんだけど、少し物足りないのが正直なところ。
ストーン・ローゼズのファーストに「エレファント・ストーン」「フールズ・ゴールド」とかが入ってないみたいなもんでしょうか。でもこの2曲が入ってなかってもストーン・ローゼスのアルバムは「歴史的名盤」には変わりないけど。
俺としては、その時点でのバンドの持っているすべてのものを注ぎ込んでほしかった。「名盤」として押しきれないのはそこですね。

誰にでも「ちっぽけな、自分だけのかけがえのない伝説」を培うことが出来るんだ!、そんなメッセージをもったアルバムです。

「もし誰も見たことがないような新しい色をみつけたら、
僕の庭から掘り起こそう、そしたら、
そいつはきっとこの世でいちばん素敵なものになるだろう」
”タイム&アゲイン”

 
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