90年代USロック

『MYSTERY WHITE BOY』ジェフ・バックリィ

ジェフ・バックリィが、生前残した唯一のアルバム、

『グレース』(1994)

グレース

天性の美しい声を持った男の比類なき傑作は、
今だにその鮮烈さが薄れることはありません。

彼の真骨頂はライヴ・パフォーマンスにありました。
とはいっても、実際観たわけじゃありませんが・・・(^^;)。

だから俺は、今となっては「ライヴ盤」を聴くしかありません。

『Mystery White Boy Tour』

Mystery White Boy: Live '95-'96

95~96年に行われた、”Mystery White Boy Tour”でのライヴの中から、ジェフの母親とバンド・メンバーが「超絶した瞬間を捉えている個別のパフォーマンス」を見つけ出し、チョイスされたものがアルバムに収められています。

目を閉じて、ジェフ・バックリィのライヴ会場にいる自分を心に描いてみてください。そして、ピュアでセクシーでスピリチュアルなジェフ・バックリィを体験してください!

”唯一のゴールは過程にある。かすかな光の煌きを伴った過程こそが重要なんだ。その煌きがギグであり、ライヴ・ショウ・・・それは狭間を生きること。僕にあるのはただそれだけ”ジェフ・バックリィ

『ハレルヤ』

 
『モジョ・ピン』

 
『ラスト・グッドバイ』

 
『エターナル・ライフ』

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『オレンジ』ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

「時代の空気を切り裂く!」

ヘヴィなドラムで始まるオープニング・ナンバーを聴いていると、
こんな風に感じます。

『オレンジ』(1994)
ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプローション

【LP】 Jon Spencer Blues Explosion (Blues Explosion) ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン / Orange

『ベルボトムズ』

1994年、UKのブリット・ポップ勢は、一丸となって俺を攻撃してきましたが、かたやUS勢はといえば、強烈な個性で俺の耳に刺激を与えてくれました。
ペイヴメントジェフ・バックリィ、ウィーザー、ベック、もちろんソニック・ユース、そしてこのジョン・スペンサー・ブルース・エクスプローション。

基本的に俺は、昔から典型的な「UKロック」が好きで(広くいえばポップミュージック)、ブルースを根底にしたようなロックは苦手だったりします。
なので同じく1994年に出た、プライマル・スクリームの『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ』なんかはあんまり好きじゃなかったんだけど(単純に「ロックス」なんかはかっこいいと思ったけど)、この『オレンジ』は別でしたね。

古典的なR&Bやルーツ・ミュージックの要素をもちながらも、プッシー・ガロアを通過し、ガレージやパンクが混ざり合い、展開の読めないかっこよさがあリ、俺の音楽の守備範囲を広げてくれた一枚。
そしてこのアルバムからは、90年代のニューヨークの熱気やエナジーといったものが溢れています!

『ダング』

 
『フレヴァー』
(アルバムにはベックのリミックスも)

ニューヨークのロックはいつの時代も刺激的です。

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『クルーキッド・レイン』ペイヴメント

去年あたり、ロス・キャンペシーノス、ヴァンパイア・ウィークエンド、レッツ・レッスルとなど、ペイヴメントの影響を受けてるようなバンドが出てきてて、それらのバンドも好きなんだけど、俺にとってはやっぱり「コレ」なんですよね~。

『クルーキッド・レイン』(1994)ペイヴメント

『個人的ロック名盤25位』

ペイヴメント/クルーキッド・レイン〜デラックス・エディション(CD)

このアルバムを聴くと、
「やっぱり俺、ペイヴメント好きやわ~」
と、しみじみ思うんですよね(^^)。

一言でいえばヘロヘロ脱力系・ローファイ・サウンド。
もちろんペイヴメントの魅力はそれだけではないので、いろいろと語りたい部分はあるんだけど、あれこれ能書きをたれるよりも、ただ単にこのフック豊かなメロディーを楽めばいいんじゃないかと思います。

『カット・ユア・ヘア』

振り返ってみると、1994年といえば、カート・コバーンが亡くなった年でもあり、ベック、ウィーザー、ジェフ・バックリィといった新しい才能をもったアーティストがデビュー・アルバムを出した年ということで、アメリカのロック・シーンが大きく変動した年だったといえるんじゃないでしょうか。

そんな1994に発表されたこの『クルーキッド・レイン』は、
90年代USインディー・ロックを代表(象徴)する一枚で、
俺が一枚挙げろといわれれば、今ならこのアルバムです!

『レインジ・ライフ』
(スマッシング・パンプキンズやストーン・テンプル・パイロッツも
歌詞の中に登場します。)

 
~おやすみ、ロックンロールの時代よ~

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『ロッキング・オン』とか『クロス・ビート』とか。

この前、ひさしぶりに「本屋」というところに行きました。
もうかれこれ3ヶ月ぶりぐらいでしょうか。
もともと”本大好き人間”の俺ですが、仕事が忙しいというのもあるけど、結婚して子供が出来て、なんやかんやと毎日の生活に追われ(笑)、じっくり本を読むような一人の時間はめっきりなくなりましたね。

とりあえず音楽雑誌の立ち読みが目的でしたが、
子供と一緒だったので、「ロッキング・オン」や「クロス・ビート」とか、ほんとにパラパラっとどんなアーティストや記事が載ってるのか見ただけでした。

rockin'on (ロッキング・オン) 2008年 11月号 [雑誌]

新譜のアルバム・レビューを見てたら、ブロック・パーティー、カイザー・チーフス、クークスなど、まあ今どきの人たちが大きく取り上げられていて気にはなるんですが、それよりも俺が気になったのは後ろの方でひっそりとレビューされてた「マシュー・スウィート」の新作です。

サンシャイン・ライズ

「懐かしいなあ」とか、
「変わってないんだろうなあ」とか。
久しぶりに聴いてみたくなりましたね。

マシュー・スウィートといえば、出世作で名盤の「ガール・フレンド」ですが(NYパンクの重鎮ギタリスト、リチャード・ロイド、ロバート・クインも参加)、

Girlfriend

今日はそのアルバムではなく、俺の好きな一曲を紹介します。
5thアルバム『100% FUN』に入っている、
「シック・オブ・マイセルフ」。

ざっくりしたギターのイントロから、ロックの王道をひた走ろうとする曲と、90年代的な自己嫌悪感覚の歌詞を組み合わせた名曲。


 
君は知らない
僕がどんなに君に心動かされ
ばらばらにされ ぼろぼろにされているか
いつも身動きできない
運の尽きだね
恋こがれているのさ
君の瞳の中の何かに
それが僕の希望の火を灯してくれる
けれどー

*自分にうんざりなんだ
 君を見るとき
 目にうつるのは美しく純粋なもの
 世界 それは醜く歪んでいる
 やる気さえ失せてしまう
 思いはじめているのさ
 ベイビー 君は知らないんじゃないかって

とってしまおうか それとも残しておこうか
呼吸できる空間を
君を置き去りにするという選択を
僕は捨ててしまうだろう
いくつものチャンスを
ただこの夢を
かたちにするために
道が見つかるかどうかわからない
なぜってー

*自分にうんざりなんだ
 君を見るとき
 目にうつるのは美しく純粋なもの
 世界 それは醜く歪んでいる
 やる気さえ失せてしまう
 思いはじめているのさ
 ベイビー 君は知らないんじゃないかって

 
ちなみにこのアルバム『100%ファン』には、
大の日本のマンガ・ファンというマシューの「マンガ」がついてました。
それと、好きなアニメの「TOP10リスト」も。

1.アキラ
2.ダーティ・ペア
3.うる星やつら
4.コブラ
5.アウトランダーズ
6.クライング・フリーマン
7.バブルガム・クライシス
8.らんま1/2
9.風の谷のナウシカ
10.キャラバン・キッド
だとか。

最後に一曲、「ガールフレンド」

 

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『イントゥ・ザ・サン』ショーン・レノン

今、ホンダ「フリード」のCMにショーン・レノンが出てますね。
ショーンもだいぶおっさんぽくなってきたな~(笑)。

という訳で、ショーン・レノンのデビュー・アルバム、

『イントゥ・ザ・サン』

Into the Sun

グランド・ロイヤルから出たこのアルバムは、ロック、ソウル、ジャズ、ファンク、ブラジル音楽、カントリー、ヒップ・ホップに至るまでの様々な要素が縦横にミックスされていて、ショーンのミュージック・ラヴァーぶりが清々しく伝わってきます。

「ビートルズとアントニオ・カルロス・ジョピンととブラック・サバスをヒップホップ以後の地平で混ぜ合わせたような音楽」。(ライナーより)

当時、チボ・マット、ボアダムス、バッファロー・ドーターといった日本のアーティストに強い共感を覚えていたらしく、プロデューサーは一緒に暮らしていたチボ・マットの本田ユカ。

タイトル・チューンの「イントゥ・ザ・サン」も好きですが、
1番好きなのは、「トゥ・ファイン・ラヴァーズ」。

当時、俺が好きだった人に作ってあげた「編集(ミックス)テープ」の中にも入れてた(笑)、『俺内名曲』です。

君の手を感じて 初めて恋におちた
でも まだ言い足りない
本物じゃなきゃだめだ
気持ちを分け合って
一緒に明日を迎えよう

朝7時に起きるのは早過ぎ
12時半まではベッドで過ごすべき

俺達 二人最良恋人
(トゥ・ファイン・ラヴアーズ)
毎日が新発見
探偵の生活

君の瞳の中に僕は気づく
君は親友以上の存在だ
最後の時まで一緒にいよう
僕に必要な女性は一人だけ
僕に必要な女性は君だけ

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永遠の名盤!『グレース』ジェフ・バックリィ

ジェフ・バックリィ・・・。
あらゆる人々を魅了してしまう、
美しい、天賦の声を持った人でした。

彼が亡くなったのは、ちょうど11年前の今日でした。

ジェフ・バックリィは俺の中では、
ジム・モリソン(ドアーズ)、カート・コバーン(ニルヴァーナ)と並ぶ、
3大ヴォーカリストに入る、好きなアーティストです。

この3人の「魂の叫び」ともいえる歌声は、俺の魂に響いてくるものでした。3人とも若くして亡くなってしまったというのは、たんなる偶然じゃなく、ある種の必然性を感じますね。

『グレース』ジェフ・バックリィ

グレース

「個人的ロック名盤・5位」

生前発表された唯一のアルバムで、ニルヴァーナの「ネヴァー・マインド」をミックスしたアンディ・ウォレスがプロデュースということもあり、時代の空気をとりいれた音でもありながら、唯一無二の存在感に、ただただ圧倒されます。
”永遠の名盤”としかいいようがない、美しい作品です。

「同じ曲でも、彼は同じ歌い方を2度繰り返すってことはなかったね。近いと思うものすらなかった。あるテイクのこの1ラインだけを直したいからってスタジオに入っても、彼はそのヴァースをそっくり丸ごと歌いなおしちゃうんだ。全然違う風にね。」
アンディ・ウォレス

今回は、ミュージシャンにとってのジェフ・バックリィというのを
紹介してみたいと思います。

「ジェフ・バックリィは、ノイズの海の中の濁りのないひとしずくだった」
ボノ(U2)

「僕は彼を愛した人たちが、彼の生涯と死を安っぽいロマンティシズムの夢物語に仕立てあげようという誘惑と闘い抜いてくれればと切に願うねー本物の彼はそんなものとは比べものにならないくらい素晴らしいものだったんだから」
エルヴィス・コステロ

「僕はこの世界ではお高く止まってる奴に随分会ったけど、彼は本当に愛するべき人で、僕が出会った中で最も才能があり、尚且つ人間的にも最高に素敵な人だった。
彼ほど僕が新しい作品を聴けることを心待ちにしていたアーティストはいないよ。僕はカミさんとよく音楽の話をするんだけど、何を聴いてもつまらない、この先出てくるものにも希望が持てないなんてシニカルな気分になった時にはいつでも、いや、少なくともジェフ・バックリィはこれからもずっと素晴らしいレコードを作り続けてくれるはずだよ、って言ってたのに。
<ラスト・グッバイ>はおよそ丸一年、毎日聴いてた。ギターをプラグ・インして、レコードに合わせてヴォリューム最大でプレイするんだ。僕をあれほど無理なく素直な気持ちにさせてくれた、自分自身であろうとすることへの恐れを消してくれた人は初めてだった・・・。」

バーナード・バトラー(元スウェード)

彼ほどの可能性を秘めたロック・パフォーマーは歴史を見渡してみても、ほとんど見当たりませんでした・・・。

奇跡の声~ベスト・オブ・ジェフ・バックリィ

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