パンク/ニューウェイヴ

『God Save The Queen』セックス・ピストルズ vs ダイヤモンド・ジュビリー

俺には関係ありませんが、イギリスでは今、エリザベス女王の即位60周年を記念する祝賀式典「ダイヤモンド・ジュビリー」というものが行われていますが、この模様をテレビなんかで観ると、本当にイギリス人っていうのは「王室」好きなんだなーと思いました。
オリンピック間近ということもあり、ロンドンの街は盛り上がってますねー。
 
「テムズ川の水上パレード」を見て俺が思い浮かぶのは、1977年6月に「エリザベス女王の即位25周年記念」を祝って発売されたセックス・ピストルズの『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』です。

 
『God Save The Queen』Sex Pistols

 
この曲のイントロが流れてくると今だに気分が高揚してくるという、俺の中では偉大な曲です。

ところで、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトと真島昌利(マーシー)は、ビートルズでロックンロールの衝撃を受けた後、リアルタイムで衝撃を受けたのは、ピストルズだったそうです。

そんなセックス・ピストルズが世に出したたった一枚のアルバム、『Never Mind The Bollocks』のリマスター盤が今日発売されました。

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「今さらピストルズかよ!」と思う人も多いかもしれませんが、俺は買ってしまいました(^^)。
昔持ってた国内盤を友達に貸したら帰ってこなくなったので、その後輸入盤を買ったら、そのジャケットがピンク地でした。
何十年かぶりに黄色に戻ったのは新鮮です!

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『Plastic Box』P.I.L.

以前、「5CDオリジナル・アルバム・シリーズ」が5枚組で2000円って安いなーと思い、カーズやエコー&ザ・バニーメンやジーザス&メリー・チェインあたりのが欲しくて「Amazon」で見てました。すると関連商品のところにP.I.L.の『Plastic Box』があり、2400円だったので思わず「安っ」と、即効で買ってしまいました。

『Plastic Box』P.I.L.

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俺がP.I.L.のCDで持ってるのは、『メタル・ボックス』『フラワーズ・オブ・ロマンス』『ライヴ・イン・トーキョー』『アルバム(コンパクト・ディスク)』『ハッピー?』なんですが、この『Plastic Box』が凄いのは、なによりCD4枚に全64曲と、P.I.L.のキャリアのほとんどの曲が収められていることです。あと『Death Disco』の12インチとBBCセッションのライブが数曲収められていて、おまけにデジタル・リマスターされているとくれば超お買い得です。日本盤のCD買うと一枚でこれぐらいの値段はしますからね~。

『Death Disco』

 
とくに、『ファースト』『メタル・ボックス』『フラワーズ・オブ・ロマンス』の初期の3枚からなるCD1&2は、いかにジョン・ライドンという男が凄まじかったかというのがよく分かり、最強です。あとファーストは持ってなくて、ずっと欲しかったのでちょうどよかったです。
後期のアルバムから編集されたCD3&4は今のところ1回くらいしか聴いてません。個人的には印象の薄い後期で好きなのは「ライズ」くらいなんですが、こうやって1つにまとまってるといずれ聴きたくなる時があるかもしれません。

『Poptones(BBCセッション)』

 
『ジョン・ライドン・インタビュー 1978』

 
こうやってまとめて聴くと、P.I.L.だけでもこれだけ濃いのに、セックス・ピストルズ時代も含めると、やはりジョン・ライドンという男はロックの歴史の中でも特別な存在だったんだなとあらためて思います。

さて20年ぶりに発売されるP.I.L.のニュー・アルバム『This Is P.I.L.』はいったいどんなサウンドになってるんでしょうか?楽しみです(^^)。

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『Autonomia』マーク・スチュワート vs プライマル・スクリーム

昨年サマソニでも来日し、復活を果たした「ザ・ポップ・グループ」。
その中心メンバーでもあるマーク・スチュワートの4年ぶりとなる通算7作目のアルバム。

『THE POLITICS OF ENVY』MARK STEWART(2012)

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とはいっても、俺はザ・ポップ・グループ以降の音楽は一切聴いたことありませんでした・・・。そんな俺ですが、この最新アルバムを聴いて、笑ってしまいました(痛快って感じのいい意味ですが)。
それはキャリア30年以上で50歳を超えてもなお、攻めの姿勢を失わず、音楽シーンの最突端を見つめ続けている、現役のそして本物のパンク・ロッカーがここにいたからです。

このアルバムは曲ごとにさまざまなアーティストとコラボレーションを展開する形になってるんですが、その中でもとくに耳に残るのは、プライマル・スクリームがバックを務めた強烈なガレージ・ロック、『アウトノミア』でしょう。

『Autonomia』feat.プライマル・スクリーム

キリング・ジョークのユースとの共同プロデュースのこのアルバム、他の参加アーティストの名前を挙げると、ニューヨーク・パンクの大御所リチャード・ヘル、ダディG(マッシヴ・アタック)、レゲエ/ダブの巨匠リー・ペリー、カルト映像作家のケネス・アンガー、テッサ・ポリット(スリッツ)、ジナ・バーチ(レインコーツ)、キース・レヴィン(P.I.L)、ダグラス・ハート(ジーザス&メリー・チェイン)、ファクトリー・フロア、デヴィッド・チベット(カレント93)、イヴ・リヴァティーン(クラス)とダン・カトゥシス(ザ・ポップ・グループ)などなど、パンク/ニューウェイヴ期を代表する錚々たる面子が参加し、まさに最狂のコラボレーション・アルバムといえるでしょう。

『Nothing Is Sacred』feat.イヴ・リヴァティーン&ダン・カトゥシス

 
ちなみにすでにザ・ポップ・グループでも新しい音源を作り始めていて、それには「あのブラーのやつ、ゴリラズのやつ」も絡むかもしれないそうです。

マーク・スチュワートのようにいつまでもエネルギッシュでいたいものです(^^)。

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『ラヴ・ミサイルF1-11』ジグ・ジグ・スパトニック vs ビリー・アイドル

ふとしたきっかけでその名を思い出し、俺の中でどんどんその存在が大きくなってきているバンド、それが『ジグ・シグ・スパトニック』です。

『Love Missile F1-11』Sigue Sigue Sputnik

 
パンク・バンド、ジェネシーションXのベーシスト(スペース・ギター)だったトニー・ジェイムスが、バンド解散後、セックス・ギャング・チルドレンのアルバム・プロデュースなどをした後、結成したのがこの「ジグ・ジグ・スパトニック」で、そして1986年にイギリスでヒットしたのが名曲(スペース・パンク・ロック?)『ラブ・ミサイルF1-11』です。

パンクなんか知らない中学生だった当時、網タイツを顔に被り、ド派手な髪型とド派手な衣装のやつらの、訳の分からない曲名の訳の分からないような歌を聴いて、「こいつら完全に色もんやな」と思ったのを覚えてます。逆にパンク世代の人にとっても色もんだったのかも知れませんが(笑)。

しかし今となってみれば、この曲、めちゃめちゃかっこよく聴こえます!
当時そういう印象だったので、この1曲しか聴いたことないんだけど、アルバムが聴いてみたくてたまりません。B級の匂いがプンプンするんですが、それもそれで魅力的です(笑)。
アマゾンで817円か~、迷うなあ・・・。

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一方、ジェネレーションXのヴォーカリストだったビリー・アイドルは、単身ニューヨークへ渡り、そこで盟友となるギタリスト、スティーヴ・スティーブンスと出会い、ソロ・デビュー後は数々のヒット曲を出して成功を収めていました。

1986年にヒットしたのが「トゥ・ビー・ア・ラヴァー」です。

『To Be A Lover』Billy Idol

元パンク・バンドだった2人が、時を経た同じ年に、「LOVE」がつく、似たような感じのエレクトロ・ポップでヒットを飛ばすという、なかなかおもしろい偶然です(^^)。

翌年の1987年には『モニー・モニー』が全米NO.1となり、押しも押されぬスーパースターとなりました。

『Mony Mony』

 
ちなみに1986年のジョン・ライドンはというと。

『Rise』P.I.L.

 
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『MY WAY』シド・ヴィシャス vs スマートフォン

iPhone 4Sが、auでも発売されましたが、俺の携帯も遅ればせながらこの度スマートフォン(iPhoneではありませんが)になりました。

この前、いつものようにイオンに行くと、auのキャンペーンをやってました。いつもはそういうのがあっても気にしたりはしないんだけど、その日はふと立ち止まり、前からデザインがいいなあと思ってた『INFOBAR』を手にとって見てました。するとそこの人がやって来ていろいろと説明をする訳です。
「今(奥様と2人で)乗りかわりされますと、まず携帯代はタダで、商品券10000円分とWAONポイントが20000円分ついて、さらに任天堂のWiiか3DSのどちらかを差し上げます」とか言う訳です。

それで結局、15年くらい使ってたDOCOMOからauに乗りかえました。今のところは、インターネットやYouTubeが見れて便利だなあという程度で、この先使いこなせるかどうかは分かりますせん(^^;)。
ちなみにWiiは持ってるので、ゆくゆくは子供が小学生になると買わなければいけないだろうと思い3DSにしました。それまでは隠しておきますが(笑)。

という訳で、auのCMに使われているこの曲です。

『My Way』シド・ヴィシャス(セックス・ピストルズ)

 
ご存知のかたもいると思いますが、俺はパンクが好きで、ピストルズも好きなんですが、(極端な言い方をすると)シド・ヴィシャスには全く興味がありません。パンクが好きという人の中でも人それぞれのパンク観があり、シド・ヴィシャスをパンクの象徴とする人もいると思いますが、俺がシドについて聞くのはドラッグや事件的な、音楽面以外のことばかりで、そういうものには興味がなく、俺にとってピストルズとは、やはりジョニー・ロットンです。

シドにはあまり興味はない俺ですが、ただこの曲は文句なくかっこいいと思います(^^)。

俺がパンクに惹かれる理由というのは「古い価値観をブチ壊し、新しいものを創造していく」という、そういうアーティストの姿勢によるところが大きいので、だからいつの時代になっても「パンクの精神」を持った人が出てきて、俺を熱狂させてくれるのです。

 
『We Are The Fuck'n World』The Mirraz

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『白い暴動』ザ・クラッシュ

『白い暴動』(1977)THE CLASH

Clash: UK Version

77年に発表されたクラッシュの記念すべきデビュー・アルバム。
結局のところ、全てのファースト・アルバムの中で俺が1番好きなのは、このアルバムです。

先月、ロンドンで起こった暴動の報道なんかを見て、このアルバムを思い出した人も多いんじゃないでしょうか。

『White Riot』

 
セックス・ピストルズの『ネヴァー・マインド・ザ・ボロックス』と双璧をなす英国パンクの名盤ですが、ピストルズのアルバムがプロデューサーのクリス・トーマスの功績が大きいのに対して、このアルバムのプロデューサーは、当時レコーディング・プロデューサーとしては素人同然のミッキー・フット。
そのため音質的には荒削りで、クリアーな音作りではありませんが、当時のクラッシュの「そのまま」が記録されているといえるんじゃないでしょうか。
それゆえに俺はこのアルバムを愛します。

アルバムに収められている曲は、一言で言えば「シンプルなロックンロール」ですが、そこからは怒り、悲しみ、葛藤、孤独、希望などあらゆる感情が怒涛のごとく溢れていて、とにかくとてつもない熱い!!
そして、ここにはロックンロールの「可能性」というものが鳴っていました。

『London's Burning』

 
“ロンドンは退屈で燃えている”と歌われた当時のイギリスは、失業率が10%を超えるという深刻な経済不況の中にあり、若者は学校を卒業しても職がないという状況でした。

そんな彼らがもっとも身近に親しんだロックは、現実の自分たちとはあまりにもかけ離れたもので、税金を逃れるために海外へ移住し、パーティーに明け暮れていたロック・スター達に、抑圧されている若者たちの状況を理解するのは不可能でした。

自分達が共感できる音楽がないなら、自分達で歌うしかないと、退屈を持て余していた若者達は、次々と楽器を手にしはじめ、イギリス国内に何百、何千というバンドが雨後のタケノコのごとく登場しました。
それは金もコネも技術はないが、「やりたい」という意志と知恵さえあれば、誰でもステージに立つことが出来る、ロックは特殊な技能を持った人達だけのものじゃないという、ほとんどその全てはピストルズの登場に刺激されたものでしたが、ロックが若者の手に戻った、痛快な瞬間でした。

『Career Opportunities』

 
現在のイギリスも移民政策を下地にして、失業問題など似たような状況にあるような気がするんだけど、新しいバンドはほとんど出て来てないような気がします。若者に昔のようなエネルギーがないのか、それとも情報に溢れ、全ての音が鳴ってしまった現在では、音楽に情熱を捧げるということに魅力を感じないんでしょうか。
ヴァクシーンズやビバ・ブラザーのようなリヴァイバル・バンドでもいいので、もっとたくさん出てきてもらいたいですね。そしてそこからクラッシュとか聴いたことないという若い人たちに過去にもっと素晴らしいバンドがいたことを知ってもらえればといいなと思います。俺もそうだったので。

『(White Man)In Hammersmith Palais』

 
クラッシュの功績は、ロックにレゲエを取り入れたことでしょう。
本作でも6分に及ぶレゲエ曲『ポリスとコソ泥』のカバー曲が収録されていて、パンク・バンドではあるけど、単調なパンク・ロックだけを鳴らすバンドではないということを、この時点ですでに示していました。

そんなクラッシュのシングルで1番素晴らしいのは、間違いなく『ハマースミス宮殿の白人』ですが、その曲の歌詞にはこういうラインがあります。

~白い肌の若者たちよ、黒い肌の若者たちよ、
 別の解答を見つけるんだ~

現在のロンドンの状況を見て、天国にいるジョー・ストラマーは悲しんでいるに違いありません。

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『KIDS DON'T FOLLOW』リプレイスメンツ vs アンディモリ

『KIDS DON'T FOLLOW』THE REPLACEMENTS(1981)

「パーティは終わった」と繰り返す警官に向かって
「うるせえ、ロックンロールだ!」と怒鳴る客。
そうした中から突然1、2、3、4!と始まる、
当時の彼らのライヴを再現したようなこの曲。

リプレイスメンツのセカンド・アルバム『STINK』を初めて聴いた時は、「おいおい、てれこやろ(逆)、てれこ!」と思いました。
パンク/ハードコア一辺倒の全8曲、15分。
ファースト・アルバムの『ソリーマ~』が全17曲、パンク~ガレージながらポップでヴァラエティに富んでいた内容だったので、このセカンドは、どう考えてもそれより前、例えばデビュー前のミニ・アルバムみたいにしか思えませんでした。だから個人的にはファーストと比べて愛聴度は低いです。でもバンドの初期にはこんな荒々しさも必要なのかもしれません。

この後、ミネアポリスという地方のインディ・バンドから、自らのルーツを追求していき、アメリカを代表するギター・バンドへと成長していった彼らですが、この頃はまだこんな「青い」ことを歌っていたのです。

『WHITE & LAZY』
ブルージーなハーモニカ~後半のたたみかけと最高の展開です。

 
 

『andymori』andymori(2009)

andymori

サード・アルバム『革命』をリリースし、着実に成長していくアンディモリ。そんな彼らの、性急なまでの疾走感と眩いばかりの青さがたっぷりとつまったアルバムは、俺にとって「理想的なファースト・アルバム」です。

1曲目『FOLLOW ME』と2曲目『everything is my guitar』はパンク/ハードコアのスピード感があり、バンドの勢いを感じさせます。

『FOLLOW ME』

 
『everything is my guitar』

この曲、もっと速いライヴ映像もありましたが、これはなんせ、ベースのスミス(ミート・イズ・マーダー)Tシャツとドラムのマーシー(真島昌利)Tシャツが最高でしょ!

アンディモリの魅力は、性急なロックンロール・ナンバーとミドル・テンポの聴かせる楽曲のコントラストにありますね。

 
『青い空』

『ハッピーエンド』

 

俺が今だにロックを聴くのがやめられないのは、やっぱりこういう新しい才能と出会えるからなんでしょうね~、この年になって言うのもなんなんですが、俺ももっと成長しなければ・・・。

今週のサマーソニックは豪華メンバーですが、
もし俺が行くとすればぜひ観てみたいものです・・・、「今のうち」に。

 
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ミネアポリスが生んだハードコア・バンド!『ザ・リプレイスメンツ』

やっと梅雨が明けましたね。
今年も去年みたいなアホみたいな暑さになるんでしょうか。

という訳で、みなさんは“痛快なアルバム”と聞いて、
一体何を思い浮かべるのでしょうか?

俺が真っ先に思い浮かべるのは、やはりセックス・ピストルズの『ネヴァー・マインド・ザ・ボロックス』です。
つまらない世の中を笑いとばし、ろくに楽器も弾けない連中がロックの流れ(価値観)を変えてしまったという痛快さ、最高です。

そしてもう一枚、俺の中で双璧をなしているのがこのアルバムです。

『Sorry Ma,Forgot To Take Out The Trash』(1981)
The Replacements

Sorry Ma Forgot to Take Out the Trash

ただ、こっちのアルバムの方は「爽快」というニュアンスも含まれてますが。

『I'm In Trouble/Don't Ask Why』

後追いでしたが、UKパンクを聴いた後は、そのままポスト・パンクやUKハード・コアを聴いたりしてました。PILやポップ・グループの先鋭性、まさしくハード・コア(核)なディスチャージなど、それはそれで凄いと思ってましたが、なにか自分の中で煮え切らないものがあったのも確かです。

そんな時に聴いたハスカー・ドゥやこのリプレイスメントといった、アメリカの地方都市のバンドが放つ「鮮烈なメロディ」は、俺にすがすがしいインパクトを与えてくれました。

ミネソタ州ミネアポリスという地方都市で、地元インディ「Twin/Tone」から出た、リプレイスメンツのファースト・アルバムは、ストレートなパンク/ハードコア~ガレージ・ロックンロールと初期衝動がぎっしりと詰まっていて、明快でキャッチーな曲のオンパレードです。

『Hangin Downtown』

 
『Shiftless When Idle』

 
例えば、俺はこういうことをずっと思ってました。
中学生ぐらいでバンドを始める子供たちには、リプレイスメントみたいな音を鳴らしていて欲しいなと。小難しいことは一切気にせず、日常のありのままを歌い、がむしゃらにロックンロールする、それが俺の希望です。実際べースのトミーはこの時13才だったとか??

ピストルズに出会ってパンクに夢中になったという曽我部恵一が、中学か高校の学祭の時に初めて組んだバンドは、むちゃくちゃなパンク・バンドで、ミッシェル・ガン・エレファントよりもかっこよかったと語ってましたが、そんなのでいいんです。

ただ今時、中学生くらいの子がパンクやガレージ・ロックに出会って、それに影響を受けるというのはあまり考えられないので、今の日本のバンドでいうなら『andymori(アンディ・モリ)』みたいなバンドでしょうね。

このアルバムには、ジョニー・サンダースや地元の兄貴分ハスカー・ドゥについて歌った曲なんかもあります。

『Johnny's Gonna Die』

 
『Something To Do』

 
UKのポスト・パンクやハードコアなどの音源は、今となっては日常的に聴くことはあまりないけど、リプレイスメントのファーストは今だによく聴いていて、俺にとって愛すべき一枚となってます。

「スカッ」としたい時は、このアルバムに限ります!

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『IN THE CITY』ザ・ジャム

『IN THE CITY』THE JAM

In the City 
モッズ少年だったポール・ウェラーがセックス・ピストルズに出会い衝撃を受けパンクに傾倒し、荒削りで若さと勢いにまかせて作られた、ジャムのファースト・アルバム。

じつはジャムは『オール・モッド・コンズ』『セッティング・サンズ』あたりの中期が好きで(グレイテスト・ヒッツでいうとM-6「チューブ・ステイション」~M-10「ゴーイング・アンダーグラウンド」)、それらと比べるとこのファーストは単調な感じがしてそんなに聴いてなかったんです。「イン・ザ・シティ」は文句なく好きだったんだけど。

でもここ1ヶ月ぐらい、車のカーステにこのCDをいれっぱなしにして聴いてたんだけど、完全に俺が間違ってたことに気づきました。

「この街で輝いているのは25才以下のやつらだけ」

若さゆえの確信の強さと弾けるビート、このアルバムから溢れ出てくるエネルギーの熱量はハンパじゃありません。それに勢いだけじゃなく、後のウェラーに通じる高い音楽センスも感じることが出来ます。
ポール・ウェラーの音楽は、一貫して聴く人の背筋をシャキッと伸ばし、人々に活力と希望を与えるものですが、ジャムのファースト・アルバムにその原点があります。

『ART SCHOOL』

 
『SLOW DOWN』
カバー曲ですが、勢いがすごいです。

 
俺の中では長らく、
『ネヴァー・マインド・ザ・ボロックス』セックス・ピストルズ、
『白い暴動』ザ・クラッシュ、
『ダムド・ダムド・ダムド』ダムド、
『アナザー・ミュージック』バズコックス、

が、ロンドン(UK)・パンクのファースト・アルバムのベスト4でしたが、これでジャムのファーストはベスト5に入りました(^^)。

1977年のロンドンの街をリアルに感じることが出来る最高の一枚です。

『SOUNDS FROM STREET』

~USAには海がある
 でもイギリスの少年達にはストリートがある
 そこから心地いい音楽が流れてくるんだ~

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ブリストルの怒れる十代、『ザ・ポップ・グループ』

「サマソニ」の第3弾アーティストの発表を見て、1番驚いたのが『ザ・ポップ・グループ』です。前回、PILが来るんなら、ポップ・グループも来たらおもしろいだろうなとは書いたけど、まさかほんとに来るとは思いませんでした。やっぱり素人の俺の考えることぐらいはプロは当然考えてるんですね~。

ザ・ポップ・グループは、1977年にイギリスのブリストルで結成。
当時高校生だった5人でしたが、翌年にはストラングラーズの前座をつとめ、79年にファースト・アルバム『Y』をリリース。先鋭的なサウンドを鳴らし、80年代ポスト・パンクの先駆的存在となり、今に続く、ブリストル・サウンドの原点ともいえるバンドです。

『For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder?』(1980)

フォー・ハウ・マッチ・ロン(紙

『Fores Of Oppression』

とことん直接的な表現方法になったセカンド・アルバム。
パンク、ダブ、ファンク、レゲエ、フリー・ジャズと、あらゆる音楽を呑み込んだ奔放なサウンド、そして抑えきれない衝動と強烈な怒りのメッセージ。
なによりもこのアルバムから感じられる「圧倒的な熱量」は、趣味の違いなんかは抜きにしても、ロック史上まれにみるレベルのものだといえます。

ちなみにアルバム・タイトルは、
「この先、我々はいったいどれだけの大量殺人を容認できるのか?」

あまりにテンションの高い活動ゆえに、この後グループは空中分解し、昨年の再結成まで、30年という長い時を経ることになります。そして「サマーソニック2011」で待望の初来日が決定ということで、PILと共に、パンク/ポスト・パンク好きにとっては楽しみなラインナップとなりました。

『Rob a Bank』

ついでにUSポスト・パンク勢から、ストロークスつながりということで、24年ぶりのアルバムが5月にリリースされる、ザ・カーズなんてのはないかな・・・。

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