90年代ロック

最高傑作!「テリング・ストーリーズ/ザ・シャーラタンズ」

『テリング・ストーリーズ』ザ・シャーラタンズ

テリング・ストーリーズ

「個人的ロック名盤・44位」

90年代初期の”マッド・チェスター・ムーヴメント”の中、登場したシャーラタンズですが、デビュー作の「サム・フレンドリー」でNO.1を獲得。そして”ブリット・ポップ”の嵐が吹き荒れる、95年に発表された「ザ・シャーラタンズ」が再びNO.1を獲得と、2つのムーヴメントの隆盛の中、リズムとメロディ、両センスに優れている事を証明しました。

そのシャーラタンズが96年に発表したのがこのアルバム、
ポッっと出のバンドには絶対に出せない、幾多の試練を乗り越えた(メンバーでハモンド・オルガン・プレイヤーのロブがアルバムの製作中に交通事故で死亡など)バンド独特の気高いスピリットが流れている大名盤です。

穏やかで温もりのあるメロディとダンス・グルーヴ、
イギリスのロックの伝統と最前線(ケミカル・ブラザーズとのコラボなど)がクロスされたダイナミックな名作です。

個人的には「ノース・カントリー・ボーイ」の素朴なメロディ、「テリング・ストーリーズ」の天空に舞い上がっていくような感じ、「ゲット・オン・イット」の素晴らしいイントロが好きです。

そのシャーラタンズ、
今月、10作目となるニュー・アルバムがCD盤で発売されました。

なぜCD盤なのかというと、UKでは3月からインターネット・サイトで”無料ダウンロード”が実施されていました。

この”無料ダウンロード”アイデアは2年前から、
「シャーラタンズとして現在自分たちが作り得る最高のアルバムが完成すれば、あえてそれを無料で配信する」と考えていたそうです。

「アルバムを聴きたがっている人の手に届くかぎり、
それがどういう手段をとろうと、まったく興味がない」


レディオヘッドとかならマスコミが大騒ぎしそうですが(笑)。

そのニュー・アルバム、
『ユー・クロス・マイ・パス』

ユー・クロス・マイ・パス(限定プレミア盤)(DVD付)

「テリング・ストーリーズ」級の傑作らしいので、
これでバンドは4度目の頂点を迎えることになります。
これはぜひとも聴かなければいけませんね!

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元祖英国の猿!スーパーグラス「アイ・シュド・ココ」

”グレート・ブリティッシュ・ポップ・ルネッサンス”と称される、ブリット・ポップ元年の95年には、数多くの新人バンドがデビューしました。

高らかに「青の時代」を宣言した、ブルー・トーンズ
スミス・90’Sモッド・バージョンと言われた、ジーン、
理想的な「デビュー・アルバム」を発表した、メンズウェア、
ブラーのデーモンの恋人ジャスティーンが率いる、
ニュー・ウェイヴ風のエラスティカ、
そして、オックスフォード出身の3人組、
元祖英国のチ○ポ猿!我らがスーパーグラス。

『アイ・シュド・ココ』スーパーグラス

アイ・シュド・ココ

「個人的ロック名盤・43位」

英国ロックの良質な部分を継承した、楽しくて軽薄な傑作。

10代の疾走感や若者特有の無軌道さを爆発させた、
「コウト・バイ・ザ・ファズ」「マンサイド・ルースター」「オールライト」、
この前半の3連発を聴けば、好きになるしかないでしょう。

”僕らは若い 元気がいっぱい
 いつもきれいに歯をみがく
 友達に会って 景色を眺め 安心する
 僕らは若い 切り抜けるさ
 馬鹿も出来ない そんな時間もない どこででも寝る
 そうしたかったら 僕らは大丈夫さ
 金があったから 自転車を買った
 取り出して 野を渡る
 操縦を誤り 壁にぶち当たる でも大丈夫”
 「オールライト」

後半にはメロウでノスタルジックなバラード3連発と、幅広い音楽センスを披露し、シンプルな楽しさに満ちている「愛するべき」アルバムです。

現在まで、数多くのアーティストにリスペクトされながら、
(新世代の猿軍団、アークティック・モンキーズは「スーパーグラスは素晴らしいライヴ・アクトだ、俺たちの大好きなアーティストだよ」と、自身のスタジアム公演のオープニングアクトに起用)
息の長い活動を続けていて、先月新しいアルバム
「ダイヤモンド・フー・ハ」をリリースしたばかりです。
聴いてないけど(笑)。

スーパーグラス/ダイアモンド・フー・ハ

「肝心なのは、楽しいってことだよ。
 セックスよりも逃避よりも楽しいってことだ」

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