andymori

季節の終わりと『andymori』

あれほど暑かった夏は、いつの間にか過ぎ去ってしまいました。

『宇宙の果てはこの目の前に』andymori(2013)

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andymori(アンディ・モリ)のラスト・アルバム。
初期の2枚とは比べることは出来ないけど、まぎれもない傑作。

個人的には、期待の高さから言えば、平凡な作品に終わってしまった前2作とその後のゴタゴタから、このまま尻すぼみで終わってしまうんじゃないかと思ってただけに、最後にこんな素晴らしいアルバムを作ってくれたことに感謝します。

俺がロックを聴きはじめた「1984年」に生まれた、小山田壮平。
そして俺にとっては最後のロックバンドになるだろう、andymori。

今までたくさんのバンドの解散を見てきましたが、これまでと同じように、ひとつの季節が終わって、また新しい季節を生きていく、ただそれだけのこと。

『夢見るバンドワゴン』

 

さよならアンディ・モリ。

さよなら思春期。

『teen's』

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夏の終わりのandymori、『すごい速さ』と『クラブナイト』

早いもので8月が終わってしまいました。
子供の夏休みも今日で終わり、明日から新学期が始まります。
毎年のことですが、暑い夏は早く過ぎればいいのにと思っていても、いざ終わりが近づくと名残惜しくなってきて寂しい気持ちになったりします。
とはいえ、まだまだ暑い日が続くので、残り少ない夏をなんとかやりきるしかありません。

という訳で、夏の終わりの曲を。

『すごい速さ』andymori

 

この曲が収録されていた、ファースト『andymori』、それに続くセカンド『ファンファーレと熱狂』は、思春期の衝動やロックンロールの衝撃といったものが詰めこまれたとんでもない名盤でした。

 

『光』andymori(2012)

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4枚目となったこのアルバムでは、初期の2枚のような疾走感や焦燥感はすでにありません。ただバンドは「光」の方を目指して成長しているんだなと感じる、温かみのある優しいアルバムです。

そんなアルバムの中で俺が一番好きな、聴いてると気持ちが高揚するのがこの曲です。

 
『クラブナイト~Live Ver.~』

 

下心だらけで大人のフリをして彷徨って生きている俺にはぴったりで、そんな俺の好きなレコードをかけてくれる『クラブナイト』は至福の場所なのです。

ま、そんな感じでなんとか毎日を生きながらえています(^^)。

 

~クラブナイトへおいでよ
 君の好きなレコードをかけるよ~

『夏は去りゆく』ザ・ドアーズ vs アクロン/ファミリー

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『くちびるに歌を』中田永一 vs andymori

俺は普段、本はけっこう読むんだけど小説となるとほとんど読むことはありません。どうしてなのかと理由をあらためて考えてみたんですが、まず俺が読むのは、世の中で俺が知りたいことや俺が興味のあることについて書かれているもの、そして自分が抱えている問題や悩みみたいものに関して書かれているもの、基本的にはそういった本が多いです。
そんな俺が久しぶりに読んだ小説です。

『くちびるに歌を』中田 永一

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やっぱり音楽が好きなので少なからず音楽に関係している内容に、なんとなく惹かれて買いました。
合唱部に所属する中学生がNコンという合唱コンクールを目指すというストーリーで、それ自体はあまり興味が湧かなそうなんですが、巧みな手法と構成によって最後まで一気に読み終えました。

多分誰しもが中学生ぐらいの思春期の頃に起こっただろう出来事や感じたであろう感情が書かれていてそれらに共感しながら、読み終えた後は清々しい感動を覚えました。
小説はどんなにおもしろくても一回読むと、読み返すことはしないんだけど、この本を読んでから一ヶ月くらいになりますが、ずっと余韻が残っています。

この小説は、とにかく頭の中にその風景というか情景が思い浮かんだのですが、五島列島の青い空とこの物語の少年少女の未来に想いを馳せながら、現在の自分の姿を重ねあわせた時、頭の中に流れてくるのはこの曲なんです。

『16』andymori

 
なんでもない日を繰り返し 歌い続けてから幾年が過ぎ
約束ばかりが増えていく 空っぽの空のむこうに

どこにもいけない彼女たち 駅の改札を出たり入ったり
変われない明日を許しながら なんとなく嘘をつくのさ

16のリズムで空をいく 可愛くなれない性格で
全然違うことを考えながら 優しいんだねって嘘をつくのさ

空がこんなに青すぎると なにもかも捨ててしまいたくなる
空がこんなに青すぎると このまま眠ってしまいたい

16のリズムで空をいく 昔の誰かに電話して
貰った花をまた枯らしながら こんど飲もうねと嘘をつくのさ

祈りを込めて歌うように 神様に会いにいくように
16のリズムで空をいく 明日もずっと空をいくのさ

 
『ファンファーレと熱狂』andymori

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去年買ったCD(旧譜も含めて)の中で、俺がもっとも素晴らしいと思うアルバムです。なにしろ1年前に買ったにもかかわらず、今だに聴いてるぐらいなので。

『SAWASDEECLAP YOUR HANDS』

『1984』や『16』など、ミドルテンポの名曲が多いアルバムの中でも、俺が一番好きな曲です。2分15秒あたりからの怒涛のような勢いがたまりません。

「行き先なんか知らん 騙されて乗り込んでいくんだ・・・」

 
『16(Live)』

 

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『投げKISSをあげるよ』アンディモリ vs ハナレグミ

以前、仕事場でアンディモリを聴いてると、「これ、ハナレグミですか?」と聴かれたことがあります。
たしかに声の質は似ているけど、曲調とかは全然違うけどなあと、その時は思いました。
でもハナレグミの半分はファンキーな曲で半分はしっとりした曲、アンディモリの半分はガレージロックで半分はミドル~スローテンポな曲、ということはそんなに大きく違わないのかもしれないなということに気づきました(^^)。

そんな2つのアーティストですが、偶然にも?曲名に「投げキッス」とつく曲があります。

『投げKISSをあげるよ』andymori

アンディモリは、アルバム『革命』のラストを飾るこの曲。

一方のハナレグミはアルバム『日々のあわ』の中に収録されている『嘆キッス』で、モテない男のぼやきをアップテンポな曲にのせて歌ったコミカルな曲となってます。

この2つの曲から彼らが言いたいのは多分こういうことでしょう。

嘆いたりぼやいたりするのをやめて、
他人に対して「投げキッス」をおくろう。
そうすれば人生は今よりも素晴らしいものになる、と。
 
 
そんなハナレグミとアンディモリの今年出た最新アルバムからのPVの映像を観ていると、同じような清々しいヴァイヴを感じます。

『オアシス』ハナレグミ

オアシス

 
このPVを観ていると楽しい気分になります。

『革命』andymori

革命

『Sunrise & Sunset』

もしこの曲をハナレグミが歌ったとしても全然違和感がないだろうなと思うのは俺だけでしょうか?

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『KIDS DON'T FOLLOW』リプレイスメンツ vs アンディモリ

『KIDS DON'T FOLLOW』THE REPLACEMENTS(1981)

「パーティは終わった」と繰り返す警官に向かって
「うるせえ、ロックンロールだ!」と怒鳴る客。
そうした中から突然1、2、3、4!と始まる、
当時の彼らのライヴを再現したようなこの曲。

リプレイスメンツのセカンド・アルバム『STINK』を初めて聴いた時は、「おいおい、てれこやろ(逆)、てれこ!」と思いました。
パンク/ハードコア一辺倒の全8曲、15分。
ファースト・アルバムの『ソリーマ~』が全17曲、パンク~ガレージながらポップでヴァラエティに富んでいた内容だったので、このセカンドは、どう考えてもそれより前、例えばデビュー前のミニ・アルバムみたいにしか思えませんでした。だから個人的にはファーストと比べて愛聴度は低いです。でもバンドの初期にはこんな荒々しさも必要なのかもしれません。

この後、ミネアポリスという地方のインディ・バンドから、自らのルーツを追求していき、アメリカを代表するギター・バンドへと成長していった彼らですが、この頃はまだこんな「青い」ことを歌っていたのです。

『WHITE & LAZY』
ブルージーなハーモニカ~後半のたたみかけと最高の展開です。

 
 

『andymori』andymori(2009)

andymori

サード・アルバム『革命』をリリースし、着実に成長していくアンディモリ。そんな彼らの、性急なまでの疾走感と眩いばかりの青さがたっぷりとつまったアルバムは、俺にとって「理想的なファースト・アルバム」です。

1曲目『FOLLOW ME』と2曲目『everything is my guitar』はパンク/ハードコアのスピード感があり、バンドの勢いを感じさせます。

『FOLLOW ME』

 
『everything is my guitar』

この曲、もっと速いライヴ映像もありましたが、これはなんせ、ベースのスミス(ミート・イズ・マーダー)Tシャツとドラムのマーシー(真島昌利)Tシャツが最高でしょ!

アンディモリの魅力は、性急なロックンロール・ナンバーとミドル・テンポの聴かせる楽曲のコントラストにありますね。

 
『青い空』

『ハッピーエンド』

 

俺が今だにロックを聴くのがやめられないのは、やっぱりこういう新しい才能と出会えるからなんでしょうね~、この年になって言うのもなんなんですが、俺ももっと成長しなければ・・・。

今週のサマーソニックは豪華メンバーですが、
もし俺が行くとすればぜひ観てみたいものです・・・、「今のうち」に。

 
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『革命』andymori

『革命』andymori(2011)

革命

 
前作『ファンファーレと熱狂』を聴いた時に、「もっと若い時に聴いてたなら自分にとってかけがえのないバンドになってただろうな」という思いはありました。
そして現時点で、リアルタイムで聴いたバンドの中では、サニーデイ・サービスとスーパーカーに次ぐくらい好きです。
ということは現役では1番好きなバンドということになります。
何が好きかっていうと、バンドのアンサンブルと小山田の歌詞に身を委ねているのが、ただ心地いいのです。

そんなandymori(アンディモリ)の3作目。
基本的な部分では何も変わってないといえるでしょう。
それは今までと同じく、3分足らずの楽曲、アルバム・トータル約30分というところからも窺い知れます。
俺が感じたのは、バンドの成長と共に(ドラマーが交代しているというのもあり)、性急なまでの疾走感がやや減退してるのと、メッセージ性が強くなっているような気がしました。
ブルーハーツ(ヒロト)の歌詞を思い起こさせる曲も何曲かありましたが、ブルーハーツだけではなく、過去の優れた表現者と肩を並べるくらいの力量を小山田壮平からは感じます。

『peace』

 
『Weapons of mass destruction』

 
基本的な部分では何も変わっていないと書きましたが、言い方をかえれば、それはこのバンドの根底に「揺るぎないもの」があるからといえます。

たしかに革新的な音楽は魅力的ですが、俺はアンディモリのような確信に満ちたロックンロールを愛します!
アンディモリの目指す完成形とはいったいどういうものになるのか楽しみで仕方ありません。
 

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『ファンファーレと熱狂』andymori

この前、タワレコに行った時、日本のバンドのアルバムもなにか一枚買おうと探していました。
テレフォンズやリディム・サウンターとか聴きたいと思ってましたが、いっぱいあってどれがいいか選べずパスしました。もうええかと諦めかけた時、「CDショップ大賞」に選ばれたかなんかであったのが目についたので、これを買いました。

『ファンファーレと熱狂』andymori

ファンファーレと熱狂

『1984』

適度な青さと疾走感に溢れた、真っ当なロックンロールを鳴らしていて、優れたセンスとバンドとしての揺るぎのないものを感じます。
「和製リバティーンズ」とか書かれたりしてますが、リバティーンズよりも好きですね。

『CITY LIGHTS』

andymori・・・、(とくにリリックですが)若手のバンドの中では抜けた存在でしょ。まあ、あくまで最近の日本のロック・シーンに疎い自分の中での位置づけですが(^^)。

ただ若手のバンドに熱狂するには、俺は年をとりすぎました(笑)。良質なロックだと思うけど、バンドに投影するような聴き方はさすがにしなくなりましたね。
自分をもし俺が同世代なら間違いなくもっとも信頼出来るバンドになってただろうなと思います。

それにしても「日本語のロック」は即効性があります。アルバム一回聴いたら、どれかの曲のフレーズが頭の中で流れてますからね~。何回か聴いたら、好きな曲が頭の中でずっと流れてるし。
音楽性は全然違うんだけど、スフィアン・スティーブンスのアルバムなんか、買って3週間くらいほとんど毎日聴いてますが、今だによく理解出来ませんからね~(笑)。

『グロリアス軽トラ』
ラストがこの曲というのもいい。

 
『クレイジークレーマー』
今のとこ、1番好きかも。

 
結局、この日買った3枚のアルバムは、全て買うつもりのなかった(今まで聴いたことのなかった人の)ものばかりでしたが、こういうインスピレーションにまかせた出会いもいいものです。
まあ、このパターンでよく失敗する訳ですが・・・(笑)。

 
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