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『BELONG』ザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハート vs スーパーカー

ザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハート(以下POBPAH)のファースト・アルバムは、俺にとっては「理想的なインディー・ギター・ポップ」でした。今だによく聴いてますが、とくに今ぐらいの季節にぴったりです。

『BELONG』THE PAINS OF BEING PURE AT HEART

Pains Of Being Pure At Heart / Belong 【CD】

そんなPOBPAH(以下ペインズ)のセカンド・アルバム。

ファーストが直線的なら、このセカンドは立体的なサウンドとなってます。それもそのはず、プロデュースにフラッド(U2、ナイン・インチ・ネイルズ、PJハーヴェイ他)、ミキシングにアラン・モウルダー(マイ・ブラディ・ヴァレンタイン、ジーザス・アンド・メリーチェイン、ライド他)というプロダクション・チームで、この2人の組み合わせは、スマッシング・パンプキンズの『メロンコリー、そして終わりのない悲しみ』でも知られています。

そんなペインズにとってのドリーム・チームと組んで作られたアルバムは、マイブラ+スマパンといった感じの、ノイジーでゆったりとした冒頭曲『ビロング』で幕をあけます(ちなみに8曲目はジーザス・アンド・メリーチェインです)。

 
本作は、彼らが思春期に聴いていたという、ウィーザー、ニルヴァーナ、スマッシング・パンプキンズ、ソニック・ユースなどの「90年代アメリカ郊外」のサウンドを映しこんだアルバムで、彼らの持ち味でもある蒼い疾走感はそのままによりダイナミックになり、轟音ギター・ノイズとスウィートなメロディ、ラウドとポップが両立されてます。

『HEART IN YOUR HEARTBREAK』
 

 
このファーストからセカンドへの飛躍というのは、90年代・日本のシューゲイザー、スーパーカーを思い起こさせます。スーパーカーのファースト『スリーアウト・チェンジ』からセカンド『JUMP UP』のあの流れを。そうペインズは「米国のスーパーカー」といってもいいかもしれません(?)。4人組で紅一点というところなんかも。

ただ俺はスーパーカーのファースト『スリーアウト・チェンジ』が好きすぎたのか、轟音ギターや疾走感のあるナンバーがあまりないセカンドは、物足りなく感じてあまり聴きませんでした・・・。しかし、スーパーカーがサード『フューチュラマ』で覚醒したことを考えると、ペインズも次作でとんでもない方向へシフトするんじゃないかと密かに思ってたりします(^^)。

『SUNDAY PEOPLE』スーパーカー

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コメント

同じ感覚です。1stが大好きだっただけにこの新作は「なんだかちょっと違う」って感じでした。そっかー次作で覚醒するかもなのかー。

投稿: かおもじ | 2011年5月 9日 (月) 07時31分

かおもじさん、こんにちは。
いや俺も1stが大好きなんです。このセカンドは1stみたいなキラキラしたキャッチーさはないけど、俺の期待は裏切りませんでしたね。実力を感じるので、次作はもっと幅広い音楽性を見せてくれるんじゃないでしょうか(^^)。

投稿: william | 2011年5月10日 (火) 22時48分

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