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『警告どおり 計画どおり』佐野元春

「福島第一原発」の事故による放射能汚染は収束のめどが立たずにその範囲は広がるばかりです。

過去の津波被害を調べた研究者によれば、今回レベルの津波は何百年かに一度、周期的におこっているので、これからも発生する可能性があると、2年前に東電側に警告したそうですが、東電側は「今後、発生するという根拠がない」と無視し、政府もそれを認めてました。東電に少しでも安全性に対する思いがあり、停電時のバックアップシステムの補強など、最低限のことさえしてればここまでの被害はでなかったでしょう。同じ東北電力の原発では、津波の想定高さを東電より2~3m高く想定していて、そういう対策をとっていた為、大事に至らず安全に停止出来たそうです。今後は、企業側の利益ばかりを求めるのでなく、外部の専門家などの意見を取り入れた安全性を考えていかなければいけないでしょう。

今の日本のエネルギー事情を考えると、完全に原発をなくすというのは難しいと思いますが、出来るだけ原発に頼らないようにしていこうという流れになってなっていくのかなと思います。

今回の原発事故が起こってから、この曲がずっと頭にあります。

『警告どおり 計画どおり』佐野元春(1988)

もう不確かじゃいられない
子供達が君に聞く
本当のことを知りたいだけ
ウインズケール
スリーマイルズ・アイランド
チェルノブイリ
すべては警告どおり

たよりなげなジャーナリズム
子供達が君に聞く
いつ?だれが?どこで?
知りたいだけ
ウインズケール
スリーマイルズ・アイランド
チェルノブイリ
すべては警告どおり

終りは来ないと
つぶやきながら
眉をひそめてる君
クレイジーに傷ついて
どこにも帰れない
やがて滅びるまで何もせず
ただおとなしく見つめてるだけさ

もう不確かじゃいられない
子供達が君に聞く
本当のことを知りたいだけ
ウインズケール
スリーマイルズ・アイランド
チェルノブイリ
すべては計画どおり

 
原子力発電問題に直面したジャーナリズムを批判したロックンロールナンバー。佐野元春が担当していたFM番組の内容に政治的圧力がかかったことがきっかけで生まれた曲。たんなる反原発ソングではなく、運営や行政、そしてメディアの在り方を警告した曲です。
 

『リアルな現実 本気の現実』
 

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コメント

斉藤和義?さんがツイッター他ネット上で話題になってますね。福島第一原発について歌ったと思われる歌が。しかし、過去にもそんな歌があったとは。政治的な姿勢はロックの根幹。興味が湧きました。

投稿: かおもじ | 2011年4月10日 (日) 07時21分

かおもじさん、
聴いてはないけど、斉藤和義の曲は話題になってるみたいですね。でも昔と比べて政治的なことを歌う人はほとんどいなくなったような気がします。
佐野元春はデビュー時から変わらない、一貫した姿勢を今も貫いてるように思います。ちなみにこの曲は『MOTO SINGLES1980-1989』というベスト盤に入ってます(^^)。
しかしあんな事故が起こるのなら、安全対策として何億円かけたとしても安いものだと思いますが、ちょっとケチったばっかりに・・・、他の電力会社ではそういうことのないように願うばかりです。

投稿: | 2011年4月12日 (火) 00時30分

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