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『Sweet Days Waiting』ティーンエイジ・ファンクラブ

「東日本大震災」のあまりの被害の大きさにショックをうけ、テレビや新聞などで被災された方たちの報道を目にすると悲しみで涙が溢れてきます。
俺に何が出来る訳でもなく、思い浮かぶのは募金する事ぐらいだったので、とりあえず少ない小遣いの中から義援金は送らせてもらいました。少しでも力になれればと思うので、今後も続けていきます。

しかしテレビで地震のニュースや惨状を目にしても、ひとたびそこから離れるといつもと変わらない日常生活が俺を待ってます。結局のところ、俺に出来るのは「自分の人生を一生懸命生きること」しかありません。与えられた状況の中で、いかにその一瞬一瞬を大切に、そして真剣に生きられるのか、という。
でも、(軽いけど)心の病を抱える俺にとってはそれがもっとも難しいことでもあるんですが・・・。まあそれでも被災している人と比べるとはるかに俺は恵まれている環境にあるといえます。

そんなことを考えていると、ティーンエイジ・ファンクラブの『Shadows』が聴きたくなります。

『Shadows』Teenage Fanclub

シャドウズ

『Baby Lee』

 
『グランプリ』以降、ひたすら「曲の良さ」を追求してきた彼らの、ある意味頂点に達したアルバムなんじゃないかと思います。今までになく穏やかでシンプルなこのアルバムですが、1番最初に聴いた時は正直物足りませんでした、「地味すぎるんじゃ?」と。
例えると、『バンドワゴネスク』がゴツゴツした大きな岩だとすると、そこから余計なものを削ぎ落としていき、(ソングライティングを)磨きに磨いて、キズひとつない小さなまん丸い球体が出来上がったという感じです。なので刺激的な音楽を求めている人にとっては物足りないでしょう。

ですが、俺はこのアルバムを聴いていてこう感じるんです。
「刺激なんか必要ない、ありふれた、穏やかな日常の中にこそ、幸せは潜んでいるんだと」

『Sweet Days Waiting』

 
暗闇が港に迫ってくる
闇からの波がきみを飲み込んでゆく
この大きな古い世界は激しさを増してゆく
この騒ぎに満ちた日々が終わるのを待っている

きみは強い人さ、うまくいくことを願うよ
でも今のきみは海の中で捉えられた空気のよう

都会での辛い夜
息を止めて夜明けを待っている
この古い世界は激しさを増してゆく
時々、世界でなにが起こっているのかを知るのは難しいんだ

今、日の光は消え去ろうとしている
でも水平線の向こうではそれは輝いている

幸せな日々が
そこで待っている

きみを待っている

 
そんな素敵で、幸せな日々が俺やみんなに訪れることを願ってます。
 

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コメント

当たり前のように思っている日々の生活を
もっともっと大切にして、これからも生きていこう。
それがボクらに出来ること。それしかないよ。
前を向いていこう、な。

投稿: コハゲ | 2011年3月19日 (土) 23時53分

コハゲさん、
俺はほんとに周りの環境には恵まれているなと、普段から思っていて、とくに子供の存在には(健康にすくすく育っていることに)感謝しながら生きてますが、今回のことでより強く思うようになりました。
もっと一生懸命に生きていかなければ。

投稿: william | 2011年3月21日 (月) 00時46分

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