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『ポストカーズ・フロム・ア・ヤング・マン』マニック・ストリート・プリーチャーズ

いつもCDショップに行くと、よっぽど期待しているお目当てのものがない限り、その時の気分でCDを買うことが多いです。
この前行った時も話題の新作がたくさんあったもののそれほど聴きたい気分じゃなく、何にしようかと思ってたところ、目についたのが俳優のティム・ロスがポラロイドカメラを構えた、マニックスの新作のジャケットでした。
そんなこんなで結局買うつもりがなかったマニックスとウィーザーの新作を買った訳ですが、偶然にもアルバム・ジャケットで俳優を起用しているというベテラン・バンドの2枚でした。

『ポストカーズ・フロム・ア・ヤング・マン』

ポストカード・フロム・ア・ヤングマン

前作からわずか1年4ヶ月ぶり、マニックス10枚目のアルバム。

リッチー・エドワーズという命題と向き合った、前作『ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ』が『ホーリー・バイブル』と対を成す作品なら、全編にわたってストリングスがフィーチャーされた今作は『エヴリシング・マスト・ゴー』のような作品といえるかもしれません。ただ、否応なく3人となり、迷いの中で作り出されたあのアルバムとは異なり、このアルバムのサウンドは確信に満ちたものです。

『(IT'S NOT WAR)JUST THE END OF LOVE』

 
3人になってからずっと試行錯誤を続けていた印象のマニックスですが、とうとうここまで辿り着いたんだなと思わせる、絶対的な自信にあふれた一切の迷いのないアルバムです。

マニックス節は相変わらず健在なんですが、青空にむかっていくような開放感の抜けのいい楽曲は、デビューから20年になろうとしているバンドとは思えないような瑞々しさです。
90年代初頭にデビューしたUK勢で最前線でずっと活躍しているのは、このマニックスとレディオヘッドのみという事実、「デビュー・アルバムを出して解散する」と言ってたバンドの今の姿をいったい誰が想像してたでしょうか。

このアルバムはゲストも多彩で、エコー・&ザ・バニーメンのイアン・マッカロク、ウェールズの先輩(レジェンド)で元ヴェルヴェット・アンダーグランドのジョン・ケイル、元ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンと、彼らが影響を受けた人たちとの共演曲も聴きどころのひとつでしょう。ジェームスと一緒に歌うイアンの姿を、Youtubeで久しぶりに見ましたが、時の流れを感じましたね。

『POSTCARDS FROM A YOUNG MAN』

 
俺にとっては、前作とこのアルバムで、3人になったマニックスを初めて受け入れることが出来ました。

「かって絶望に打ち震えていた若者たち、
そんな彼らに向けて歌われる勝利のメッセージ」

この20年間いろんなことがあったなあ・・・、
と、しみじみと感じます。

 
『モータウン・ジャンク』マニック・ストリート・プリーチャーズ

 
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コメント

ジャケットはティム・ロスだったんですか。
そういえば、初期の頃ほど熱心には聴かなくなってしまいましたが、私の中ではリッチーの存在がやはり大きかったのかなって思いました。
でもリッチーはへただったような(笑)。

買いに行きます。

投稿: reds20061222 | 2010年11月 2日 (火) 22時46分

>redsさん、
俺もライナーを見てティム・ロスだと知りました(^^)。
俺はマニックスが本格的にロックを聴きはじめるきっかけだったんだけど、とくにリッチーが1番好きだったので、3人になってからはちょっとのめり込めずにいました。
でも今作はフラットな気持ちで聴くことが出来ましたね。

やっぱりリッチーの場合、楽器が出来なくてもあれだけの事が出来るとというとこがよかったんでしょうね(笑)。

投稿: william | 2010年11月 3日 (水) 23時37分

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