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早すぎたロックンロール・リヴァイバル!『ジョナサン・ファイアー・イーター』

60年代『ブレイク・オン・スルー』ザ・ドアーズ
70年代『アナーキー・イン・ザ・UK』セックス・ピストルズ
80年代『ティーンエイジ・ライオット』ソニック・ユース

各年代ごとに好きな1曲を(無理やり絞って)挙げていくと、
俺の場合、やはり「パンクな曲」という事になってきます。

そして、90年代はこの曲です!

『ザ・サーチ・フォア・チェリー・レッド』ジョナサン・ファイアー・イーター

ドアーズやヴェルベッツ、パンクの時代~ソニック・ユースやジョン・スペンサーといったジャンク・サウンドなど、そういったニューヨークの空気を全部吸い込み、アンダーグラウンドのヒリヒリした空気感とクールなインテリジェンスが溢れている曲。

俺的にはこの1曲だけで、ストロークスのアルバム『イズ・ディス・イット』1枚に匹敵するというぐらい好きなんです。

簡単にジョナサン・ファイアー・イーターのバイオグラフィーを。

ワシントンDCで結成。
レゲエやスカをこよなく愛し、そしてスカから逆向してクラッシュの存在を知った彼らは、パンクの洗礼を受けることになります。
やがて成功を夢見て、ニューヨークに上陸。

この頃、
「ある日、シャワーを浴びている時に、ふっと燃え上がるパイの上に立っている一人の男の姿が目の前に浮かんでね。その男がこう言ったんだ、『ジョナサン・ファイアー・イーター、頭文字はJってね』
とひらめいたそうです。

「元・詩人志望」で全ての音を食いちぎるように歌うヴォーカルのスチュワート・ラプトン、
サイケ・フレイヴァーを撒き散らすキレたオルガンのウォルター・マーティン、
生まれながらのヘンテコ・リズム野郎のマット・パトリック、
物悲しげなカッティング・ギターのポール・マルーン、
ベース(とくに何も思いつかない)のトム・フランク、

「奴(ドラム)は生まれながらにしてヘンテコ・リズム野郎なんだけど、俺らには妙な感じがしないんだよ。そして俺らはそういったお互いの妙ちくりんな部分を突然全て重ね合わすことが出来たんだ。あれは本当に偶然の産物だった。暗闇の中で電気のスイッチを手探りしてたら偶然手が触れたっていうか、とにかくすごくラッキーだった」

こうしてJFEという、バンド・マジックを手に入れることになりました。

 

そんなJFEのインディ時代に出した、シングルを編集した『コンピ盤』では、60年代モッズやグラムやパンク、ニュー・ウェイヴ~スミスなど、影響を受けた音楽を、イギリスのバンドならトリートメントされた音に仕立て上げるだろうところを、これがニューヨーク流だと言わんばかりに自分たちの音楽の興味をぶちまけてます。

やっぱり俺は誰もが口ずさめる、分かりやすい曲を作るバンドよりも(それはそれでいいけど)、JFEみたいなオリジナリティのあるバンドが好きみたいです。

そういう、自分に合うバンドや音楽を探し求めて、今日も明日も明後日も飽きることなくロックを聴き続けているのかもしれません。
 

キルズがカヴァーした『サーチ・フォア・チェリー・レッド』
あまり原型はないけど、これもクールでかっこいい。

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