『ステイ・ビューティフル』~美しく生きよう~
そうすか・・・、リッチーが・・・。
「英裁判所は、1995年以来失踪しているマニック・ストリート・プリーチャーズのギタリスト、リッチー・ジェームス・エドワーズを死亡したものとみなしたという。」
マニック・ストリート・プリーチャーズ・・・、
俺にとっては特別なバンドです。
そしてリッチーは、今までで俺が一番好きになったアーティストです。
あの頃、世の中に対して違和感を感じていて(今だにですが)、いいようのない孤独感に襲われていた俺だけど、世の中に「自分みたいな人」がいるんだと知って救われたのが、マニックスの音楽、リッチーの書く詩や存在でした。
そんな自己嫌悪体質の俺が、その当時好きになるのはそういった自分が共感出来るアーティスト達でした。
カート・コバーンもそんな存在だったし、
ザ・スミスの『ハットフル・オブ・ホロウ』は自分そのもののように感じたし、やはりレディオヘッド『パブロ・ハニー』。
基本的にはスミスに影響を受けているようなバンドは大抵好きです。
いやもちろん享楽的なポップ・ソングというのも、
それはそれで好きなんですけどね。
いわゆるブリット・ポップなんかも聴きまくりましたが、それよりも後追いでパンク~ニュー・ウェイヴにどっぷり浸かってました。
享楽的なレイヴ・カルチャーの真っ只中に登場し、それらをすべて否定、そして時代遅れのパンク・ロックを鳴らしたマニックス。
「お前らはニセ物だろう?」と食い下がるNMEのインタビュアーに怒ったリッチーが、ナイフで自らの左腕に「4REAL」と彫り込んで大怪我をした『4REAL事件』。
2枚組のデビュー・アルバムを発表して、世界中で1位を獲得して解散するという、『デビュー解散宣言』。
ピストルズなんか知らない俺にとっては、
すべてがスキャンダリズムで最高でした!
俺はマニックスを聴いて、パンクを聴くようになりました。
そんなパンクに影響を受けていた、
マニックスの初期のシングル『ステイ・ビューティフル』。
オーソドックスなロックンロール・ナンバーですが、タイトルが特別なものがあるし、やっぱり歌詞が好きでした。
平穏無事な毎日の中で信義を捜してろ
そうすりゃ17歳で身も心もボロボロさ
自滅した英雄達の夢で頭をいっぱいにしてろ
そうすりゃ世間ヅラや束縛さえ愛せるはずだぜ
俺達はアイ・ライナーや噴霧塗料で身も心も塗ったくり
自己流でファッション壊滅
消費文化なんか否認しろ
これは自己破壊主義の文化なんだぜ
お前らの顔なんか見たくもない
お前らの言葉なんか聞きたくない
だから何で・・・(くたばっちまわないんだ!)
家出娘達は毒づいた唇で逃げ口上を並べ
永遠に続くキスの為に抱擁を待つ
自己消耗の喜びにすがりつき
生涯続く憎しみの中に沈殿するんだ
学校も失業保険も小切手帳を持つ夢も
新しい服やスーツや特別年金手当も
(もうそんなものはどうでもいい)
なのにお前らは俺達の気持ちが解るって言うのか?
俺達に愛を説いたって無駄さ
よけい憎しみをあおるだけなんだから
お前らの顔なんか見たくもない
お前らの言葉なんか聞きたくない
だから何で・・・(くたばっちまわないんだ!)
狂気に破壊され、ベイビー
バンドなんかみんなぶっ潰しちまえよ
「ステイ・ビューティフル」・・・、
マニックスの音楽をほとんど聴かなくなった今でも、
この言葉は俺の心に突き刺さっています。
~美しく生きよう!~
「リッチー・ジェームス・インタビュー」
| 固定リンク
「マニック・ストリート・プリーチャーズ」カテゴリの記事
- 『モータウン・ジャンク』マニック・ストリート・プリーチャーズ(2008.12.07)
- 『ステイ・ビューティフル』~美しく生きよう~(2008.12.01)
「90年代UKロック」カテゴリの記事
- 稀代の名曲!『オリンピアン』ジーン(2009.07.06)
- 15年ぶり!『パーヴァース』ジーザス・ジョーンズ(2009.06.14)
- なぜか今『ジーザス・ジョーンズ』がキテます!(2009.05.04)
- 暖かい春の日差しと『クラウドベリー・ジャム』(2009.04.15)
- 『モータウン・ジャンク』マニック・ストリート・プリーチャーズ(2008.12.07)












































コメント
こんにちは、先日は僕のブログへコメントしていただきありがとうございます。Stay beautifulいいですね!ライヴではWhy don't you just FUCK OFF!、CDではFUCK OFFは暗に仄めかしているだけのところなんて憎いですよね(笑)。そろそろ新作の噂もあるので楽しみです。
投稿: near_river_mersey | 2008年12月 3日 (水) 13時17分
リッチー残念です。
僕も凄く好きでした(今も好きですが)。
初来日の時は、凄く下手!って言われていましたよね。
僕はその後でパンク大好きになったんですけど、その時を思うに僕の初リアルパンク体験だったのかもしれません。
楽器云々ではない、衝動というか表現者としての何かを言葉ではなくステージで伝えてくれたと思っています。
あとニッキーはおばさんみたいになっていますよね?サマソニの時そう思いました。
投稿: reds20061222 | 2008年12月 3日 (水) 20時20分
near river merseyさん、
お越しありがとうございます(^^)。
この曲を含めnearさんの選んでいた3曲はやっぱり好きですね。
俺は「ノウ・ユア・エネミー」で失望してから、それ以降のマニックスのアルバムは聴いてないんですよね。噂では前作はまあまあだったそうですが・・・。新作はスティーヴ・アルビニですか?
う~ん、聴いてみようかなあ。
これからもよろしくお願いします!
投稿: william | 2008年12月 3日 (水) 23時43分
redsさん、こんばんは。
リッチーは実際どうなってしまったんだろうか・・・。
俺もマニックスを聴いてからパンクに目覚めました!
そして今だにパンク・ロック(精神的に)が好きです。
US勢だと、同じ時期にニルヴァーナとソニック・ユースでした。
俺は自分も楽器弾けないので、テクニックとか上手い下手っていうのは全然気になりません。それよりも文学的な歌詞がとても好きでした。「半径5m以内のラヴソング」なんかよりも俺にとってはリアリティがありました。
ニッキーはおばさんすか・・・、最近のメンバーはどんなか知らないんだけど、普通に中年のおっさんなんでしょうね~(笑)。
投稿: william | 2008年12月 3日 (水) 23時56分