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ピストルズ以上の衝撃!「メタル・ボックス/PIL」

『メタル・ボックス』(1979)P.I.L.

Second Edition

セックス・ピストルズを脱退し、本名に戻したジョン・ライドンが、
ピストルズ以前にパンクであった「仲間」(ジャー・ウーブル、キース・レヴィン)と共に結成し誕生したのが、
このPIL(パブリック・イメージ・リミテッド)。
これはPILが、79年に発表した衝撃のセカンド・アルバム!

次作の「フラワーズ・オブ・ロマンス」へと続く、
ロックの解体作業は非常にスリリングです。

The Flowers of Romance

『スワン・レイク』

「メタル・ボックス」を初めて聴いた時は、正直”ぶっ飛び”ました。
ロック的な高揚やビート感から意図的に離れ、広い空間をベース、
ギター、ヴォーカル、ドラムが自由に浮遊し、緊迫感のある世界が
広がっていました。俺はこのアルバムを聴いて「本当の意味でのパンク」というものを理解しました。

オリジナルは12インチ・マキシ・シングル3枚を、地雷を模したとも
言われるメタル缶に入れてリリースされましたが、これは当時ジョンたちが夢中になっていたレゲエ/ダブの低音、そして豊かにうねる中音を求めた結果、こういう形態になったそうです。
でも俺は、「セカンド・エディション」のCDしか聴いた事がないので、
本当の意味でのこのアルバムの凄さは体感してません(^^;)。

後は、当時のジョン・ライドンのインタビューから、
このアルバムの魅力などを伝えたいと思います。

アルバムを作った当時の状況を、

「ずっと前から、金属とレコードを組み合わせることに興味を持っていた。そのアイディアをレコード会社に話したけど、コストが高くつくというので、まったく実現の可能性がないと言うんだ。それなら少し無理してもいいから、自分たちでメタル・ボックスを作ろうと思ってね。俺がカンヅメ会社に行って何から何まで交渉してきたんだ。そして、その代金は全部自分達で負担する。レコードが売れれば、カン代が俺達の印税から引かれてゆくという仕組みになっている」

こうしてDIYで、5万セットが限定で作られました。

このアルバムの特徴は、という質問に

「何といってもサウンドが最高さ。なるべくいいステレオで聴いてくれ。それも日本製のな、特にベースの音はブッ飛ぶぜ。日本の木の家なんか、ガタガタ揺れるかもしれないな。それにレコードに合わせて踊ったっていいんだぜ。この世の中に、一緒に踊れる曲があまりにも少なすぎる」

~最後に、1983年来日時のインタヴューより~
あなたが「スワン・レイク」を歌った時、周りの聴衆の何人かが、突如理由もなく呼吸困難に陥り、バタバタと倒れたという現象が起きたんですが、そのことをどう思いますか?

「スワン・レイク・・・、あの曲は俺の母が死んだ時に書いた曲なんだ。
母はガンで一年間も苦しみながら死んだ。俺があの曲を歌う時、
いつも心の中で母のことを想って泣いてるんだ。”あなたの瞳の中にある死に対し、俺は何と表現したらいいんだろう・・・”
最初の一節はこう歌ってるんだ。それはきっと、俺の母を想う気持ちが、空気を伝って人々をトランス状態に導いたんだと思う。」

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コメント

当時のインタビューが読めるとは、いやはや、これは興味深いです。
ライブの話は「伝説」ですね。そんなことが本当にあるなんて。
また、リリースに関する話も大変興味深く読ませて頂きました。拘りのために自ら出費をするとは、妥協のない姿勢に感服です。
日本のことが話に出ていますが、日本の音楽再生機は当時世界的に高い評価を受けていたのですね。これまた面白い話です。

投稿: かおもじ | 2008年3月20日 (木) 11時53分

かおもじさん、ありがとうございます(^^)。
俺は音楽を感覚で聴いてるので、音楽的な知識もないし、人にどこがどうとか説明できないので、エピソード的な事を書いて、そのバンドについて知ってもらおうというのが狙いです。
ジョン・ライドンはかなりのオーディオ・マニアで、自宅には300万かけたオーディオ・セットがあり(部品を会社から直接取り寄せて、自分で組み立てたそうです)、ほとんどイギリス製ですが、アンプは日本の「ナカミチ」の音がいいと力説してました(笑)。俺は聴いたことないけど・・・。

投稿: william | 2008年3月21日 (金) 21時46分

今更ここにコメントするのも何かの御縁。私も缶入りは実は聞いたことないんですがアナログやCDの2nd editionは暗唱レベルの頻度で聞いてました。やっぱ違いますかね、缶と盤。缶聞かないでのファン宣言はモグリ扱いされそうで寂しいですがメタルボックス好きです。ジャーのベースラインってダブのパロディーって感じですよね、上質のフェイクっつうか見事にシンプルにダブレゲエの特徴つかんでる。本物よりフェイクに本質が剥き身ってこともありますからね。写真や対面より、たとえ絵としては稚拙であろうとセンスのいい似顔絵にこそ人間性まで晒されてるみたいな。誉めすぎ?それとも誉め方そのものが変?でもキースのギターもやっば私には上質のパロディーに聞こえる。こっちの元ネタはもちろんハードロック!ノイズとリフ、この二つだけって感じ。音質のせいか妙なコード感のせいか、メロディー弾いたりコード撫でたりもしてるのにノイズかリフにしか聞こえない。期せずしてって感じかも知れませんがコレって超純化されたハードロックギターだと思います。ジミーペイジやバンヘイレンも近いっゃ近いが彼らはあくまで本物、フェイク感はキースがダントツです。でジョンライドンですが彼もボーカルっうか歌唱っうかフラワーズあたりでは祈祷レベルの肉声までフェイクとして捕らえ得てる気がします。しかしフェイクやパロディーがそんなに偉いのかと言われると困りもします。でもロックっつうかポップカルチャーって本物を如何に純化しフェイク的に分かり易く作品化するかを勝負にしてるところありますしね。当時でもプリンスなどはダブ弾かせるのにスライアンドロビーよりジャーを選んでしまうわけで。

投稿: ピンクス | 2009年3月 2日 (月) 04時01分

ピンクスさん、初めまして??ですかね。
コメントありがとうございます。

いや、俺も一回缶入りを聴いてみたいものです。
あんまり専門的な知識は分からないんだけど、確かに現在のロックやポップ・カルチャーは過去や他ジャンルからの引用を、どう時代とリンクさせて、最高のフェイクを作るかみたいなところがありますよね。
1番分かりやすいところでは、デビュー時のオアシスですが。

投稿: william | 2009年3月 3日 (火) 23時15分

前回初めましての挨拶忘れてました、すみません。でもパロディーやフェイクの鋭さこそヤッパPOPの本質でしょう。持論にすぎませんがW
でも例えばですねカウボーイカントリーフォークの最高フェイクはREM(特に初期!)とかね、思ったりもしますし全然毛色違いですがスライのスペースカウボーイのヨーデルとかも大好きですね。
ストーンズのロックンロールもレゲエもファンクもフェイク感が凄いです、ベガーズバンケットのルーツをカリカリにイコライズするセンスも最高。元祖メタルボックスですよあのアルバムは、モチロン持論ですが。
でもストーンズ自体には現在は何の興味もわかない。PILにもREMにも。当たり前ですかね。
実はロック自体が眼中に無くなって久しいのです。ヒップホップも今は私のナカでは下火です。
でもジェームスブラウンとかクラシックが今はキてます。

投稿: ピンクス | 2009年3月 7日 (土) 02時41分

ピンクスさん、こんにちは(^^)。
ピンクスさんみたいに突き詰めれば、ロックも興味なくなるのかもしれませんねー、俺はまだまだ聴いてないものもあるし、やっぱり下世話なポップソングというものが好きなもんで。
俺もそのうちジェームス・ブラウンやクラシックを聴くようになるかもしれません(笑)。

投稿: william | 2009年3月 9日 (月) 23時34分

実は下世話は私も好きです。求道派に見えてしまったとしたら誤解です。むしろPOP化(フェイク化)=下世話化とも言い換えが可能です。そう言う饒舌自体が求道学究的と言われるなら私の最近フェイバリットなドライビングミュージックは古いELT(イエ〜ス♪イエ〜ス)とスカパラなんです。

投稿: ピンクス | 2009年3月10日 (火) 11時41分

ピンクスさん、
俺はELTは聴ないけど、誰にとってもそういうアーティストがいるんでしょうね~。俺は90年代ならショコラとかカヒミ・カリィとか好きでした(^^)。
俺はやっぱり洋楽を聴きはじめた時が、「80年代洋楽」という下世話なものだったので、基本的にはそういうものが好きなんでしょうね~(笑)。

投稿: william | 2009年3月13日 (金) 00時10分

ショコラと言えば片寄GREAT3が非常に好きでしたね私は。彼らはサイケデリックなシティ派ですね持論的に語ればwで、その元祖はハッピーエンドですかね?かなり持論が飛躍してる気もしますが鈴木茂なんかテイストや世界観が何処と無く、でもある面では相当似てる気がして大好きでした。サイケデリックが過ぎた件に関しては残念としかいいよう無いです。

投稿: ピンクス | 2009年3月13日 (金) 20時41分

ピンクスさん、
ショコラは好きだったんだけど、旦那のGREAT3の方はほとんど聴いてないので、ちょっと分からないんですよね・・・(^^;)。
ピンクスさんはやはりあらゆる音楽に精通してますね(^^)。

投稿: william | 2009年3月15日 (日) 00時02分

私は逆にショコラが未聴ですね。カヒミカイリもほぼ未聴。私が邦楽女性で好きなのはUAとクリスタル・ケイです。Charaも好きかもしれません。微妙なところでiceとパリスマッチですかね。シティ派?wあと全然見当違いな話かもしれないですけど私は洋邦問わずの女性ボーカルだと実は黒人っぽい女性コーラスが一番好きかもしれません。??と思われていると思いますが構わず続けますとwルーツレゲエとかイイ感じのが多いですね、曲自体はイマイチでもwちなみにちゃんとリードを取ってる女性ルーツレゲエだと曲最高はドーンペンのノーノーノーですsign01でもドーンペンもあの曲だけなんですよね私的には。メタルボックスと話が全く関係無い支離滅裂な話になっています。付き合っていただいてありがとうございます。

投稿: ピンクス | 2009年3月15日 (日) 03時03分

下の書き込みで黒人女性コーラスと言ったのはコーラスグループのことでなく単なるバックコーラスの事です。それが好きなのです。リードボーカルは男でもいいんです。妙な嗜好の上、書き方も半端だったので追記しておきます。

投稿: ピンクス | 2009年3月15日 (日) 17時33分

ピンクスさん、
黒っぽい女性ヴォーカルがタイプなんですね(^^)。
俺は普通にロック的というかポップな人が好みです。
ジェントル・ウェイヴス(イザベル)、エコーベリー、クラウドベリー・ジャム、サンデイズ、コクトー・ツインズ、ソフィー・セルマーニとか好きでしたね。

投稿: william | 2009年3月16日 (月) 23時58分

williamさんのカバーエリアの広さは半端じゃないですね。私は、挙げられたアーティストはコクトー以外未聴です。私の狭さもバレバレですね。英国系女性ボーカルだとDJSHADOWが混ぜてるボーカルとか好きですがあれは特殊ですからちょっと違うんでしょうね。古いところではネナチェリーとかストレッチンバーンとかテクノトロニックとかも違いますよね。マッシブアタックとかも。他にはユーロトランス下世話路線も意外に好きなのですがアーティストとして語るべきことは見当たりませんしカッコイイ!と思っても誰だかわからないのが多いですwただスパイスガールズをはじめとするメジャー系は全然聞けません。偏見ですかね。しかし私も違う意味でエリア広いですね。真性の下世話は私の方ですね。マニアック系ではON-U系とかはどうなんですかね。ずっと興味がありつつ何となく手付かずエリアです。メタルボックスpilの面々も絡んでるんですよね、かなり。

投稿: ピンクス | 2009年3月17日 (火) 09時24分

ピンクスさん、
やっぱり自分が好きなジャンルに関しては、突き詰めて聴くので誰でも詳しくなるんでしょうねー。俺はピンクスさんが書いてることはほとんど分からないですから(笑)。

投稿: william | 2009年3月18日 (水) 00時02分

ハハハ、確かに好きこそなんとかって真実ですねw私たちの丁度中間で橋渡し役出来るのって誰ですかね。ファットボーイスリム=ノーマンクック(元、、所属バンド名忘れましたがwilliamさんは絶対知っている)とかどうですか?かなり前ですがビーツインターナショナル名義で出した、クラッシュのザガンズオブブリクストンのベースラインをサンプリングして女性ボーカルを乗せたダブビーグッドトゥミーとか私はとても好きです。

投稿: ピンクス | 2009年3月18日 (水) 03時20分

ピンクスさん、
俺は案外ダンス系?のロックって知らないんですよね~。
基本やっぱりギター・ロック系というか。
ステレオラブとかどうですか?俺は好きなんだけど。

投稿: william | 2009年3月20日 (金) 00時03分

ステレオラブはPV見て、おっ、と思い早速ファースト買いましたね、かなり昔です。そのアルバムのみの印象しかありませんがヨーロッパ的だなと、、いい意味でアマチュア的で。つーとおざなりでかつやや上から目線批評に聞こえるかもしれませんが、イギリスのいいバンドって新旧やメジャー度に関わらず総じて大なり小なりその要素は必須的に持ってると感じます。趣味性の高さとか仲間同士の宅録テイストとかね。フラワーズ辺りまでのpilも実際モロそう言う感じですもんね。ジョイディビジョンやニューオーダーもしかり。ストーンズでさえ例外じゃない。初期ストーンズはアパートの一室に引きこもり状態でのデルタブルースのコピーセッションの嵐からあのリフ中心の絡み感を産み出したみたいですし、ベガーズバンケットなんかはマルチトラックカセット録音ですから。むしろ元祖ブリティッシュ、今や歴史上の人物たちであるビートルズとかは意外にその要素が感じられないんですよね。だからどうだと言うわけでも無いですが。ただアマチュア的なディープな趣味性にテクが追い付かないドタバタ感や荒々しさが生々しさになっているところがイギリス系バンドの魅力の一つであることは間違いないと思います。もちろん持論ですがwちなみにZEPPとかは最初からドタバタ感素人感はありませんね。黒人音楽なんかはプロと名が付くものには有名無名を問わずして少なくともテク、グルーヴ的にはどのバンド、ユニットにもドタバタ感のかけらも見当たりません。実はある時期から私の場合あれほど好んでいたアマチュア感が駄目になった感じがあるんです。長い文章スミマセン。

投稿: ピンクス | 2009年3月20日 (金) 01時18分

ピンクスさん、
俺はステレオラブは、今となっては最高傑作だろう『エンペラー・トマト・ケチャップ』からなんですが、ここあたりはアマチュア感はありませんでした。当時としては独創的で音楽シーンの最先端だなと思いました。
実は俺はアマチュア感というのは好きなんですよ、いつまでたっても(笑)。
極端な例なら、クリーン・エクスガール・ワンダーみたいな宅録で音楽センスだけで勝負してる人とかの方が、マイブラみたいに大金をかけた、オーバープロデュースなサウンドなんかよりも好きだったりします。

投稿: william | 2009年3月21日 (土) 23時13分

ステレオラブに対する的外れお詫びします。しかも後記されている2つも知りません。ほんとに私もエリアに片寄りありますね。それでも語るわけですが、私的なオーバープロデュース感については、マルーン5とコールドプレイとU2(!)が世間的には多大であろう異議を無視して同類認定でありあのオアシスでさえ、、その系列に押し込む暴論状態が正直な所なのです。つまり沿革、エピソードは別として音的に同じものだと。喧嘩を売ってるわけでは結してなくむしろwilliamさんなら何となくわかってもらえる気がして思わず吐露ってのは勘違いな無礼かもしれず気を悪くなさらないでください。完全持論暴論なのは真に自覚してます。そのくせビヨンセや50セントあたりは聴かないくせにそれなりに評価していたりして単にロック嫌いなんですかね、今さら、昔の恩を忘れてwでもロック回帰も無意識に欲するのかFMでチラッときいたカサビアン速攻買ったりもしたんですがその曲一曲のみしか気に入らずとかね、遺恨もそれなりにあったりするわけです。ふと思うのは今メタルボックスを初めて聞いたとしたらどう思うかと言うことです。ドヘタなダブファンクおたくの宅録とでも一笑にふすんですかね。それともポップトーンズのサイケロック感を感じ取れるんですかね。後者じゃなきゃ寂しい気もします。また長くなってしまいました。

投稿: ピンクス | 2009年3月23日 (月) 03時19分

ピンクスさん、
俺はステレオラブのファーストは聴いてないので、ピンクスさんの思ってるとおりなのかもしれませんね。
オーバープロデュース論は、おっしゃる通りだと思います。いい悪いというより、好き嫌いだと思うんだけど、俺はアマチュア感の抜けない甘っちょろいやつなので、金をかけてるものよりは、シンプルなものの方が好みなんです。
クリーンエクスワンダーのアルバムというのは、宅録で20数曲をつめこんでるもので、かたやマイブラディ・バレンタインのアルバムは、レコーディング費用に4000万をかけて、所属していたクリエイションが潰れる要因になりました。ただマイブラは世間的には高い評価をうけてます。
オアシスはマイブラの系統といえるでしょうね。
カサビアンの「クラブ・フット」は俺も一回聴いて衝撃を受けて、速攻買いましたよ(^^)。たしかにアルバムの中では、あの一曲がずば抜けてましたね。
「メタルボックス」を今初めて聴いたとしたらどうなんでしょうかね?というか最近聴いてないので、久しぶりに聴いてみたらどう思うのかというのが、自分的に気になります。

投稿: william | 2009年3月24日 (火) 23時20分

私の場合メタルボックスはなんと現役です。フラワーズもです。前にクラシックとJBがキてると書きましたがそんな中にpilの二枚が一年前くらいから加わった感じです。特にフラワーズは昔好きだったああああぁらぁ〜〜やバンギンザドアよりハイミーズやフェナジェンのような儀式ポップ?が気に入ってます。そこでまた持論ですがクラシックと言うのはキリスト教の儀式ポップを大基本に、ヨーロッパ目線のオリエンタルなエキゾチズムをポップ化して重ねつつ進化した音楽です。つまりポップミュージックの一種です。バッハとかモロです。だからどうしたと言う訳でもないのは私の持論の特徴ですが。ちなみにフラワーズの場合アラーだのアフロだの露骨に儀式ポップ化対象を意図選択しているように見えて実は全体を通して、もっと曖昧で根源的な儀式的音響そのものをネタにしている気がします。アラ〜もリズムの使い方などはイスラムと言うより日蓮宗に近いw家の親戚に日蓮宗の寺がありまして檀家さんがウチワみたいな打楽器?をあのリズムに近いビートで打ち鳴らしまくる集まりを子供の頃恐る恐る見ていた思い出があります。しかし音楽を語る、と言う行為自体がミュージックマガジン的と言うか語れば語るほどout of dateな感じがするのが否めませんね。語る必要ないんでしょうね根本的に。長文で語っておいて言うのも何ですがw

投稿: ピンクス | 2009年3月27日 (金) 10時16分

ピンクスさん、
ほとんど分かりませんが、自分がそうだと思ってればそれでいいんだと思います(^^)。
ところでピンクスさんは、ワールド・ミュージックなんかは聴かれるんでしょうか?俺は「プチュ・マヨ」ってレーベルのものを何枚か持ってますが、何年か前にレーベル20周年記念かなんかで出ていた2枚組のは、いろんな国の音楽が聴けて、なかなかおもしろかったですよ。
先日ミュージック・マガジンを久々買いましたよ(笑)。

投稿: william | 2009年3月28日 (土) 23時42分

ワールドミュージック系は、、、、ほぼ聴きません。つまらないヤツでスミマセンwでも日本の古典歌謡みたいなのは好きで小唄名人芸者さんのベスト版を愛聴していたことがあります。日本古典歌謡は持論評価的には「間」ですね、ブレイクに次ぐブレイク、もうブレイクの嵐とでも言うか。ご存知であろう例を強引に挙げるとジャパンのゴーストとか微妙にいい線いってます、古典歌謡としてwでも津軽三味線をロックに弾いて和風フュージョンみたいに聞かせたりヒチリキみたいな雅楽笛で喜多郎したりするタイプの音楽は私的には駄目っぽいです。浪曲ロックンロールも駄目です。単にやっぱ現物がいいと言う当たり前のことなのかもしれません。まあ結局趣味の問題ですが、敢えて言うなら間の凄みが私的な和の決め手です。凄絶な間、無くして和にあらず。この間のポップ化フェイク化を誰かうまくやって欲しい。DJ KRUSHと言う日本人に期待してたんですが最近フュージョン化傾向にあり残念です。覚醒と言うアルバムは大好きだったんですけどね。完全自分の世界で語ってます。読んでいただけるだけでも感謝してます。

投稿: ピンクス | 2009年3月29日 (日) 02時05分

ピンクスさん、
ワールド・ミュージックは俺もコンピ盤とかを数枚持ってるだけで、実際そんなには聴きません。
俺は古典歌謡的なものは聴かないけど、たしかになんとか兄弟みたいなロック調みたいなのよりは、普通の方がいいように思います。でもあれはあれで意義があるんでしょうね。
ジャパンは久しぶりに聴きたくなりました!
アイリッシュ・カントリーをパンクに鳴らしたポーグスなんかは好きです!

投稿: william | 2009年3月31日 (火) 23時03分

ボーグスは未聴ですが多分好きです。イギリスのザバンドだと勝手に想像してます。見当違い?wでもザバンドも実はラストワルツしか聴いたことがありません。カウボーイジャンキーズは例のセッションを一時期気に入ってました。アイリッシュってカントリーのさらにルーツですね。カントリーはアメリカの能天気と感傷をストレートに感じさせる分、屈折すると無自覚な狂気感が出やすい気がしてそんな部分が初期REMと言うか、飛躍して懐かしのツインピークスと言うか、かなりカッコいいです。ドアーズがアラバマソングやイージーライドでやった感じが何とも言えず好きです。ちなみにザバンドのラストワルツではオープニングのインストが一番好きでした。アメリカ人は能天気なまま無自覚に屈折し狂気を醸す瞬間が一番カッコいいと思います。ただ同じアメリカ人でも黒人は、屈折や狂気に溺れる退廃には興味が無いようにも見えます。退廃はやはり金持ちの暇潰しなんですかね。私の言い方が紋切り型っぽくて偏見臭いのは赦してください。これが私得意の持論の特徴です。カントリーのルーツたるアイリッシュにも退廃は縁遠い気がします。ちなみにイギリスのバンドってジャパンを含めて一見相当退廃し狂っているように見えて実はファッションあるいはシニカルユーモアであって怖くはない感じですよね。意外に純粋に音楽的、ダンス的でその意味で非常にわかりやすい健全さがあると言うか。でも私はことアメリカのバンドとなるとイーグルスやZZTOPにすら、と言うかそう言う白人っぽい王道バンドにほど何だか不気味な気配を感じるのです。むしろドアーズやREMなどはアメリカの狂気を意識的に扱おうとしている分見ていて安心感があるほどです。もちろん持論ですがwしかし長文化が止まりません。御迷惑をおかけしています。

投稿: ピンクス | 2009年4月 1日 (水) 01時15分

ピンクスさん、
ザバンドは聴いてないので、なんともいえませんが、
「アラバマソング」は初め聴いた時は、なんともヘンテコなメロディーだなと思いましたが、馴染んでくると気持ちいいですね。
ツインピークスはよく観てましたよ!
でも今って狂気的なバンドっていませんが、
そういう時代じゃないんでしょうね。

投稿: william | 2009年4月 3日 (金) 00時17分

狂気もいませんが、、なんかこう、カッコいいヤツ自体が゙ロック界゙にいない気がします。←誤解招きまくりと言うか反感必至!!でもそれこそ時代なんでしょうね。ロックの持っていたビジュアル的価値は、我が日本において、まさにその名もビジュアル系として、呆気ないくらいにそこに最重要価値を置く方法論として容赦無く姿意化された気がしますし。確かに過去にも見た目(のみw)勝負の人達は国内外に無数にいましたがビジュアル系の方法論や音楽そのもののクオリティーは、そう言うある種のゲテモノ扱いを脱しきれなかったタイプとは一線を画す、過去を踏まえた現在ゆえの、意外なくらい高いレベルにある気がします。、、、真面目に語りまくってるつもりですが思いっきり呆れられているでしょうwでも気にせず持論暴論に突き進ませて頂くと、キーワードは中性っぽさです。むしろ女性っぽさと言ってもいいかもしれません。これがロック的カッコよさには不可欠でどんなにタフ、ズボラ、野放図、インテリジェンス、狂気、等のセクシュアリティーと無関係な価値が売りに見えるアーティストでもロック的にカッコ良かった人達の全盛期の不可欠テイストは嫌でも漂う中性美だったとビジュアル系は見切ったのです、そしてメイクに走りサウンドや歌詞、イメージをも逆算的にコントロール下においたのです。実際、不良少年の孤独と野放図の神、キースリチャーズはアニタバレンバーグのジャケットを共有出来たからこそロックギタリストのイメージの象徴になれたのであり狂気の文学青年ジムモリソンは痩躯に豊かな黒髪をなびかせたからこそ伝説になりえたのです。X JAPANの故hideのソロのDICEと言う曲が私は非常に好きです。その一方でアジアンカンフー、くるり、レディオヘッド、などは異口にして同音的にダメなのです。それぞれの質の高さを認め、また無意味に一ククリにするアホさを自覚しつつも、この検閲を免れて男性的なまま真にセクシュアルでいられるのは黒人だけであり、去勢がセクシュアリティーの不可欠条件と看破されたロックにはもう少なくともストレートなカッコよさは二度と復活しないと、デブマッチョでもカッコよく見えて、実際ビヨンセを夢中にさせるジェイジーの存在なども見るにつけ、ヒップホップとの差異を感じるここ数年はロックの立場の微妙さばかりが気になります。

投稿: ピンクス | 2009年4月 6日 (月) 03時01分

ピンクスさん、
いつもにまして長いコメントっすね(笑)。
ロックの狂気というと、昔の伝説的な人たちから比べると小粒でしょうが、俺的にはカート・コバーンやマニックスのリッチー・ジェームスあたりが、最後だったように思います。
アジカンの最近は知らないけど、くるり、レディオヘッドのくくりはいわんとしていることは分かります。
ビジュアル系はともかく最近のロックの新人は普通にレベルが高いですね。少し前ならアークティック・モンキーズ、最近ならフレンドリー・ファイアーズとか。
個人的にはかるいアフロ・ビートが心地いい、ヴァンパイア・ウィークエンドとかおすすめですが??

投稿: william | 2009年4月12日 (日) 01時04分

カートコバーンからは生前から何だか当時世間を騒がせた銃乱射犯高校生のやるせなさと孤独のような気配を感じていました。トレードマークの独特の黒ずくめファッションから、学校でトレンチコートマフィアと揶揄されていたらしい犯人少年の、行き場の無い自意識と受け入れがたい現実の落差。青春とは典型的にそう言うもの、と一笑に付すわけにもいかないシリアスさこそまさに時代を感じました。ロックはニルバーナからはっきりと若者の中での弱者側(パッとしない奴、ダサい奴、モテない奴)の代弁を始めたと感じます。

投稿: ピンクス | 2009年4月12日 (日) 15時46分

俺は当時、そういう音楽に共感を覚えてロックにのめりこんだんですよね~。カート・コバーンやリッチー・ジェームス、初期のレディオヘッド、ウィーザーなど。それ以降、好きなアーティストはたくさんいるけど、人に対してのめり込むことはなくなりました。

投稿: william | 2009年4月19日 (日) 00時21分

Willamさんと私ってリアルでもディープにお友達になれそう、、と思いきや、近親憎悪同族嫌悪の殺伐たる香りも予感してやはりネットを介する関係で知り合えたのこそ幸運と感じます。自分と似た奴を本気で気に入ることが出来る奴はロックなんか聞かない気がします。このロックファン適性が採用されたのもニルバーナやスミス以降でしょうね。でも私は実は彼らにさえ近親憎悪を感じてしまうのは前にレディへやくるりがダメだと書いたとおりです。ビジュアル系の、実はロックとは縁遠い、自分大好き鏡大好きな感じがむしろ好きな私は現実逃避の裏切り者として港に沈められるのです、トレンチコートマフィアの手によって。もちろん黒人ギャングたちは雑魚同士のイザカイと目もくれないないでしょう、ちなみに私は彼らとは知り合いのつもりだったりもするんですが、彼らにそんな気は全く無いわけです。

投稿: ピンクス | 2009年4月20日 (月) 22時56分

ピンクスさん、
リアルで友達に??
俺は人と深く付き合えないやつなんで、どうですかね(笑)。
俺がそもそもロックにのめりこんだのは、周りに自分と同じような価値観の人がいなく、孤独を感じてる時にロックの世界には自分が共感できる人がいたというのが大きな理由です。ジム・モリソン、ジョン・ライドン、ジョー・ストラマー、ポール・ウェラー、モリッシーなんかです。
後半のくだりは妄想的なもの??(^^)

投稿: william | 2009年4月23日 (木) 00時36分

記事もさることながら、お二人の濃ゆ~いやりとりも興味深く拝見しました(笑)。

結局アレですよね、やっぱり自分が好きなジャンルには自然と強くなっていきますし、
そうでないジャンルはいくら頑張ってもなかなか強くなれないですよね~。

まだまだ先になりそうですが『メタル・ボックス』の記事を書いたらまたTBしに伺います!
ちなみに今回の分はTBしました!
反映されてますでしょーか?

投稿: 古巣 鳴人 | 2011年5月31日 (火) 10時10分

>古巣さん、
古い記事にTBしていただきありがとうございます。これからも隙があればTBしていきますので、よろしくお願いします(^^)。

濃ゆ~い内容だったのはピンクスさんだけで、俺のはぺらっぺらでしたが(笑い)。最近は濃ゆい記事はなかなか書けなくなりましたねー。

古巣さんの「゜セカンド・アルバム」シリーズ楽しみにしてますので(^^)。

投稿: william | 2011年6月 2日 (木) 00時16分

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» No.147 PUBLIC IMAGE LTD/FIRST ISSUE(1978) [ほぼ週刊ろっきんf]
 【Title】 FIRST ISSUE(a.k.a PUBLIC IMAGE) 【Artist】 PUBLIC IMAGE LTD(ぱぶりっく・いめーじ・りみてっど)  【Release】 1978年  【Label】 VIRGIN(ゔぁーじん)  (from ENGLAND) 元SEX PIST ... [続きを読む]

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